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午前1時。
常夜灯の薄暗い灯りの中、
寝てるユキの髪を撫でてそっとベッドを抜け出たら、
バッグになおしっぱなしやったスマホを取りだす。
廊下に出てキッチンの電気つけたら
急に目の前が真っ白になって目が眩んだ。
「眩し……」
目を少しずつ慣らしながら
通知の溜まったLINEを下から開く。
眞鍋ちゃんユキ、大丈夫そう?
キク子昨日よりは早く寝たけどやっぱご飯は食べてくれへん
そう送ったらすぐに「既読」がつくから
改めてイギリスとの時差を感じたりして、
眞鍋ちゃんお惣菜とかよりキク子が作ったものの方が食べるかも。
ユキ、そういうところ気を遣うから
「あ、なるほど」
頼りになるまなぁちゃんのアドバイスに
「やってみる」って返して次のトークを開く。
誠也先輩ユキ調子どう?
キク子お疲れ様です。多分明日も部活には出れなさそうです。
欠席の連絡もしないでいいって意地張ってて
多分寝てるやろうなぁと思いながら送ったLINEは
送った瞬間に「既読」がついたからビックリしてもうて。
「えっ」って声が漏れてもうて慌てて口塞ぐ。
誠也先輩退部も辞さないつもりなんか。
まぁ、一応部活には休部って体で言うとくわ。
悪いけどもうしばらく頼むな
キク子分かりました
誠也先輩には珍しくスタンプまで送ってきて。
ほんまに心配なんやろうなぁ、
誠也先輩やって就活もしなあかん時期やのに。
優しくて頼りになる先輩に感謝しながら次にいく。
舎弟【こじけん】業務連絡。〇
「よし、」
うまく作戦が進んでる報告にガッツポーズして
スタンプを送り返す。
こじけんはさすがに起きてなかったみたいで
既読はつかへんかったけど、
ほっとして壁に寄りかかったら静かに溜息をついた。
「……ほんま、お人好しやな。うちら」
たかが部活が一緒なだけやのにな。
やけど、それだけやない絆が生まれるんが
「演劇部」やって私は思ってるし、
きっとみんなもそう思ってる。
やから今こうして色々動いてくれてる訳で。
「……ほんまに感謝してや、2人とも」
なんか分からんけど急にうるっときかけて
慌ててティッシュで拭って捨てよ思ったら、
ゴミ箱の一番上にアフターピルの空き殻が無造作に放ってあって。
ひゅ、と息を飲んだ後、
黙ってソレをゴミ箱の奥に押しこんだ。
〇続・“女心”を教えて。-Yellow→←◆お人好しのあつまり
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マリア(プロフ) - ろにくまさん» ろにくまさんお久しぶりです！現実逃避の場にしてくださってたのに不甲斐ない事になりすみせん。私にとってはろにくまさんのコメントが暖かくて今も嬉しくて仕方ありません。過去作はバリバリ書き直してますのでそのうち必ず戻ってきます。その時はぜひまた。 (3月28日 2時) (
レス) id: 98df0cf24d (このIDを非表示/違反報告)
ろにくま(プロフ) - 長くなってしまいましたが、どうか無理をなさらず、マリアさんにも私にも彼にも彼らにも、幸せが訪れることを祈っております。 (3月26日 1時) (レス) @page7 id: 2f3320c7da (このIDを非表示/違反報告)
ろにくま(プロフ) - マリアさんが大切にこの物語を綴ってくださるおかけで、キミ恋！は私の現実逃避の場となっていました。私のような読者の拠り所になれる、暖かい場所を作ってくださりありがとうございます。 (3月26日 1時) (レス) @page7 id: 2f3320c7da (このIDを非表示/違反報告)
ろにくま(プロフ) - お久しぶりです。私もあの日から年末に感じた苦しさとはまた違った苦しさを感じております。彼以外を好きな方との気持ちの差や5人で進む現実に潰されてしまいそうな日々です。 (3月26日 1時) (レス) @page7 id: 2f3320c7da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マリア | 作成日時：2024年3月9日 0時
