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「急になに言い出してん、健ちゃん(笑)
なに？いつもの悪ノリ的な？」
やけど俺を見るこじけんの眼差しはめっちゃ真剣で、
健「ほんまに大好きやで。やから、」
俺の言葉遮った健ちゃんがこつん、とおでこぶつけてくる。
熱があるから健ちゃんのおでこがひんやりして、
ちょっと気持ちえぇな……なんて。
いや、今それどころちゃうって。
「健ちゃん……、」
え、ほんまに？
ほんまに、俺のこと好きなん……
健「……の続き、なんやと思う？」
「はぇ？」
健「やーかーら、「やから、」の台詞の続き。
たいせーならなんて言う？セイッ」
「え、あーえっと……」
健「もー、たいせー脚本班やろ？
告白台詞ぐらいもっとぽんぽん考えんかい！」
「はぁっ！？そんなんいきなり言われてもムリやろ！」
さっきまでのドキドキした俺の気持ち返せや！
目の前にあった首捕まえて形勢逆転させたら、
でっかい身体メキメキに締めあげてやって、
健「ちょ、痛いってギブギブ！」
「降参か？」
健「降参します！謝らへんけど！」
「何やと？」
健「ギャーッ！！」
まぁ、そんなこんなで10分ぐらいプロレスして遊んで、
2人して息切れしながらベッドに寝転んだ。
いや、俺マジで病人やねんけど。何してんねん。
「健ちゃんさっきの何やったん？ただの悪ノリ？」
健「いや、あれはガチ」
「え、そうなん？」
けらけら笑っとったらこじけんはちらっとこっち見て、
健「……たいせーやったら、ほんまになんて言う？
ユキさんにそう告白したとして」
ユキさんの名前出されたら、ついちゃんと考えてもうて。
“大好きやから、”の続きか。
もしも俺やったら、
もしも、それがユキさんへの告白やったら、
「“……”」
俺が考えた台詞に、こじけんはふっと目を大きくした後、
うっすらと口元を緩めた。
健「……そら、泣いてまうよな」
ぽつ、と呟いた言葉の意味は俺には理解できひんかった。
「こじけん……？」
健「大晴、お前ってやつはほんまにえぇ男やな」
「は？ちょ、やめや！」
いきなり髪の毛わしゃわしゃにしてくるこじけん。
「もぉイヤやぁ」とか言いつつされるがままにしとったら、
案の定ひどい有様になって。
健「七夕公演ほんまにそれでやるってのもアリやな」
「いやナシやろ(笑)」
なんてしょーもないこと言いながらただただ駄弁っとったら、
ちょっとずつ身体も楽になっていった。
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マリア(プロフ) - ろにくまさん» ろにくまさんお久しぶりです！現実逃避の場にしてくださってたのに不甲斐ない事になりすみせん。私にとってはろにくまさんのコメントが暖かくて今も嬉しくて仕方ありません。過去作はバリバリ書き直してますのでそのうち必ず戻ってきます。その時はぜひまた。 (3月28日 2時) (
レス) id: 98df0cf24d (このIDを非表示/違反報告)
ろにくま(プロフ) - 長くなってしまいましたが、どうか無理をなさらず、マリアさんにも私にも彼にも彼らにも、幸せが訪れることを祈っております。 (3月26日 1時) (レス) @page7 id: 2f3320c7da (このIDを非表示/違反報告)
ろにくま(プロフ) - マリアさんが大切にこの物語を綴ってくださるおかけで、キミ恋！は私の現実逃避の場となっていました。私のような読者の拠り所になれる、暖かい場所を作ってくださりありがとうございます。 (3月26日 1時) (レス) @page7 id: 2f3320c7da (このIDを非表示/違反報告)
ろにくま(プロフ) - お久しぶりです。私もあの日から年末に感じた苦しさとはまた違った苦しさを感じております。彼以外を好きな方との気持ちの差や5人で進む現実に潰されてしまいそうな日々です。 (3月26日 1時) (レス) @page7 id: 2f3320c7da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マリア | 作成日時：2024年3月9日 0時
