キミ、カオル。I【すとぷり】

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朝ごはんを済ませた後はるぅとくんとのお薬の勉強。
地下にある薬の保管庫。


そこには数百種類の薬品たち。


私はこの2日で全て薬品を頭に叩き込んだ。



「薬の名前と使い方はもう大丈夫？」


「もちろん！」


「じゃあ、今日から実践かな」



棚から取り出した2つの箱。



「ハニトラで使う薬に似せて練習用に作っておいたんだ」



ジェルくんが使っていた薬と同じ形。


大きさは飴玉くらい。



「これは口の中に入れて使う方ね」


「うん、分かっ……ん？」



私の脳裏にひとつの疑問が浮かぶ。



「……実践って、誰相手に？」


「僕」



即答したるぅとくん。


るぅとくん相手に薬の実践。


言葉の意味が分からなくてぐるぐる回る。




「はいっ！A、僕に薬を入れてみて下さい！」




可愛い笑顔で凄いことを言ってる。



「……えっ、いや」



固まっている私を見てるぅとくんがハッとした顔になる。



「そっか！お手本見せなきゃ分からないですよね」



そう言って薬を手に取り口の中に入れた。


私の肩を引き寄せる。



「じっとしててね」



さっきの可愛い笑顔をとは全く真逆の男の人の顔。


優しく攫われた唇。


直ぐに離れてもう一度。


そうして何度も何度も角度を変えて。


徐々に息が上がる。



「……んんっ。んぁっ…」



突然滑り込んできた舌に乱されていく。


私の舌とるぅとくんの舌が絡んだ瞬間身体が跳ねる。



「へぇ……。A、舌弱いんだ」



悪い笑みを浮かべる。


そして執拗に私の舌に絡みつく。


ガクッと腰が抜けた私を片手で支える。


息が出来なくて、身体を甘い感覚が支配して、頭がぼんやりとする。


その時、るぅとくんの口から液体が流れ込んでくる。
けど。


私の身体は全く抵抗できない。


そのまま流れてきた液体を飲み込む。


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