五話 ページ7
貴方サイド
趙「おはようございまーす！今日は、皆さんに特別ゲストを紹介しますよ〜」
皆がグラウンドに集まった。元雷門メンバー全員がその特別ゲストを前に動揺していた。
趙「スペイン代表キャプテン、クラリオ・オーバンさんです！」
ク「よろしく」
鬼「クラリオ・オーバンっ」
スペイン代表の人だ。
剛「ちょっと待ってくれ！あ、待ってください 監督。こっちは１８人もいるんですよ？」
クラリオ「構わん」
クラリオさんと試合…
怪我人が出ないといいけど
趙「レイさんとアリスさんは一対一で勝負してくださいね〜」
貴ア「はい/分かりました」
剛「おいおい嘘だろ・・・一人で１８人も相手にするっていうのか？」
稲「やるみたいですね・・・」
趙｢では、初めてくださ〜い！」
ピーーーッ！
ホイッスルがなってドリブルで上がってきたクラリオさん。
前線にいる人たちを抜いていくと
ク「ダイヤモンド・レイ！！」
皆「うわあああっ！！」
クラリオさんの放ったシュートは選手を吹き飛ばしながら進んでいく。
円堂「今度こそ止めてみせる！！風神雷神！！はあっ！！」
ク「ほう」
円「ぐっ！うっ、うわあぁぁっ！！」
円堂さんもクラリオさんのダイヤモンド・レイに抜かれてしまった。
稲「凄い」
氷「全員でも歯が立たないなんて」
ヒ「レイとアリスは大丈夫なのかよ」
ク「少しはレベルが上がったようだな。」
鬼「お前の目的は何だ？」
ク「私は日本のサッカーが好きになったのだ。以前戦って、貴方達の気持ちのいいサッカーに魅力されたのだ、サッカーとしてはレベルが低かったがな」
風「嘲笑いに来たのか！」
ク「今の日本は以前とは全く違うようだ。本物の選手の目になっている。いい兆候だ」
鬼「高みの見物か」
ク「ああ、正直そのつもりだった。しかし考えが変わった」
豪「何？」
ク「以前の日本は我々に遠く及ばない実力だった。しかし私は昨日、日本のある選手の練習を見てしまった。」
なんか、クラリオさんの目線が豪炎寺さんの方に向いたような気がする。
ク「それを見て私は滞在予定を短縮し国に帰ることにした。日本を迎え撃つ特訓のためにな。その者のプレイは私を驚愕させた。日本のレベルは我々に迫りつつあると感じたのだ」
円「おお！ホントか！」
鬼「誰の事だ？」
クラリオ「フッ、そうか、気付いていないのか」
もしかして、豪炎寺さんの事？
趙｢ではレイさんからお願いしま〜す」
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作者名：柚子 | 作成日時：2020年1月26日 15時
