新たな暇つぶし ページ26
「また遊びに来てねー！」
『またね』
人魚さんたちにAは手を振る。そしてリザードンを出し飛び立った。
『ふふっ、良いもの貰っちゃった』
《グオオ！》
Aは頭につけた髪飾りにそっと触れる。この髪飾りはお礼として綺麗な鉱石で人魚たちが作ってくれたのだ。可愛らしく、つけるだけで随分と印象が変わった。
『…ああ。島が見えたね』
しばらくして、巨大な島が見えた。リザードンの背に乗ってAが辿り着いたのは、
『ど、れ…すろ…ざ。…ドレスローザか』
Aが看板を見て呟いた。
オモチャたちがAの前を歩く。燃えてはいけないので、Aはリザードンをボールに戻した。
『さーて…。何か面白いものでもあるかな…』
キョロキョロと街並みを見渡して歩くA。どこもかしこもオモチャが動き回っている。流石異世界。不思議な事も平気で起こるんだな。
『…ん？』
何やら行列が出来ているのを見つけた。Aは興味をそそられその場所へと向かう。大きな建物だ。
…とりあえず並んでみた。
待っても待っても、なかなか進まない。段々イラついてきた。Aはフードをかぶった。
『すいません。これ何の列なんですか？』
「え？キミ知らないのに並んだのか！？」
『気になったもので』
暇だったので、前に並んでいた人に声をかける。随分とイケメンさんだ。トキメキはしないが。
彼が男をも魅了するキャベンディッシュだと、Aは気付いていない。いや、そもそも知らないのだが。
「…ここはコリーダコロシアムの受付口だよ。今回の景品は豪華らしいからね。参加者も多いみたいだ。…勿論、強い者も」
『……へぇ』
キャベンディッシュの話を聞いて、ニヤリと笑うA。並んだのは、アタリだったようだ。
「キミみたいなか弱そうな子は、観客席から見るだけにしといた方がいいよ。無傷ではなかなか帰ってこれないからね」
『ご親切にどうも。…でも、大丈夫ですよ？』
私、強いので。
その言葉に驚いたかのように目を開くキャベンディッシュ。
『あ、次貴方のようですよ』
「え？、あ」
話し込んでいて気付かなかったが、いつの間にか受付の先頭にいた。キャベンディッシュは少し慌てて受付をする。続いてAも受付用紙に名前を書いた。
「っ！」
受付嬢はその紙を見て唖然とする。フードで顔が隠れてわからなかったのだ。
今、最も有名な、魔獣使いが参加したのだから。
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るる - ↓↓↓それな (8月11日 23時) (
レス) @page49 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
悪魔ってよく言われる - 絵めっちゃくちゃうまいじゃいすか!!!!!!超好みです。完結おめでとうございます！ (2022年8月21日 10時) (レス) @page50 id: 7b98f51063 (このIDを非表示/違反報告)
弱音ハクはオレの嫁(プロフ) - イラストも素敵で感動しました！ (2021年4月13日 3時) (レス) id: ccc8b6f347 (このIDを非表示/違反報告)
弱音ハクはオレの嫁(プロフ) - 最高かよ！占いツクールのポケモンネタで1番良かったと思います！素敵な作品を生み出して下さりありがとうございます！！ (2021年4月13日 3時) (レス) id: ccc8b6f347 (このIDを非表示/違反報告)
〇子さん - なんだろう...私が見た占ツクのワンピネタの中で一番良かった。終わったときｿﾞﾜﾜｧｯって鳥肌立ちましたもん。番外編とかで続きが欲しいです。素敵な作品をどうもありがとうございました。今日から三日間くらいは楽しく過ごせそうです(笑) (2018年3月28日 18時) (レス) id: ae6d32412e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白兎 | 作成日時：2015年12月26日 15時
