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不思議な出会い [1day] ページ6
次の日。
重たい教会の扉をゆっくり開けると
真っ白な空間に一際目立つ黒い箱。
それは鎖がしっかり巻きついていた。
自分より遥かに大きいその箱には
十字架と何かの英文が刻まれていた。
...棺...?
恐る恐る鎖に手をかけ、
少しずつ解いて蓋を開ける。
「...わ...っ...綺麗...」
中にいたのは綺麗な顔立ちの少年。
くっきりとした眉毛に長いまつ毛
綺麗な肌に血の気を失った唇。
そっとその頬に触れると
びっくりするほど冷たかった。
するとゆっくり瞼が持ち上がる。
「...!?」
その少年はぼんやりと私を見つめる。
「......だれ?」
「...ぁ...えと..心桜!」
「......心桜...?」
「うんっ!」
頷くと柔らかく笑った。
これが彼との出会い。
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作者名:らずふれ | 作者ホームページ:http://l.u.z_girls
作成日時:2018年10月17日 11時