【ハイキュー】私は全てキミ次第【菅原孝支】

〜44〜泥沼に落ちた人魚の涙 ページ45

Aside



　音駒の皆さんと別れ、私たちは


　高校に戻るために歩いていた






菅「A、音駒はどうだった？」


『えっ、別に・・・普通だった』


菅「そっか、俺結構心配してたけど

　 大丈夫そうでよかったべ(微笑」


『うん・・・』






　少し前を歩くキミが話しかけてきた


　そして私は、また素っ気なく


　返してしまったのに対して


　やっぱり、キミは微笑んでいた






　それは、嬉しいはずなのに


　嬉しさよりも、悲しさの方が強い


　涙より、笑顔の方が辛い


　歪んだ物より、綺麗な物の方が


　嫌だ


　今の私の心は泥沼に落ちた


　人魚の涙のようだ






　いつも通りなのに、胸がざわつく


　いつもより、切なく感じる


　ああ、そういえば私・・・






日「当間さんの臨時マネって

　 今日まででしたっけ？」





　今日までしか、ここに


　キミの近くに居られないんだった


　

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