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〜34〜お疲れ様 ページ35

Aside



潔「Aちゃん、おはよう」


『おはようございます』






 私が起きて、食堂に向かうと


 そこにはもう清水さんが居た


 家から来たというのに随分早い


 やっぱり本当のマネージャーは


 伊達じゃない






『私、食器並べますね』


潔「うん、よろしく」






 普通なら、料理を手伝った方が


 いいんだろうけど、私は


 お世辞でも料理を作るのは


 得意じゃない、むしろ下手だ


 だから、昨日も食器洗いとか


 雑用をしていた






 清水さんも武田先生も


 優しいからよかったけど


 私が思うに、料理が下手なのは


 可愛い愛されヒロインの


 特権だと思う


 ヒロインはいくらドジっても


 可愛いから許される


 でも、こんな無愛想なやつが


 ドジっても、ただ見苦しいだけ






 食器を並べながら


 台所の清水さんを見る


 手際よく野菜を切る姿は


 とても様になってた






 どうせなら、ぶりっことか


 ドジっこがよかった


 それなら少しは勝算あったのに


 なんて、無意味なことを思う


 だって、仕方ないでしょ


 相手が清水さんなんだから


 こんなに綺麗で優しくて


 完璧な人なんだから






 こんなに、いい人だから


 勝ち目なんてないし


 奪ってやろうともできない


 それに、今の私は清水さんに


 勝っているところなんてない


 強いて言うなら、長く


 キミを想っているだけ






西「おーっ!!うまそう!!」


田「潔子さん、今日も美しいっす!!」


澤「清水も当間さんもお疲れ」


潔「そっちもお疲れ」






 私が一人の世界に入り込んでいたら


 もう部員の皆さんが帰ってきた


 私もお疲れとか言った方が


 いいのかな・・・






月「うん?何?」


『えっと、その・・・お疲れ様』


全「!?」






 さすがに先輩とかには


 言えるわけなく・・・


 一番話したことのある


 月島くんに声をかけた


 ・・・そんなに驚かなくても






山「当間さんがツッキーに

  お疲れ様って・・・!?」


田「月島ずりぃー!!」


東「青春だな〜さすが

  付き合ってるだけあるな〜」






 うん?・・・付き合ってる?


 誰が誰と?私と月島くんが?






月「『は?』」


縁「あれ?だっておまえら

  付き合ってるんじゃ、」


月「『付き合ってません』」






 なんという誤解だ


 月島くんにも申し訳ない


 ・・・待て、バレー部が


 勘違いしてるってことは






 きっと、キミも


 

〜35〜任務達成 貴方side&月島side→←〜33〜何をしてるんだ



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あんこ(プロフ) - 月西さん» すみません、今頃気づきました。はい、ヒロアカ大好きです!ヒロアカの作品も書いているので良ければどうぞ! (2020年1月6日 20時) (レス) id: aed935a54c (このIDを非表示/違反報告)
月西 - 西「ああ?それくらい   届くわ!!」←(爆豪みたい)  これ見たんですけど…ヒロアカ好きなんですか?! (2019年5月23日 20時) (レス) id: 281aad41eb (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - ラスクさん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年7月18日 18時) (レス) id: aed935a54c (このIDを非表示/違反報告)
ラスク - とても面白いですねー!!夢主ちゃんが健気で読んでて応援したくなります!ガンバってください! (2018年7月17日 21時) (レス) id: fe35c32f1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんこ | 作成日時:2018年7月7日 20時

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