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続き ページ22

無一郎side


久しぶりに声を荒らげてしまった

でもそれ位Aが無理をしてしまっていることを分かって欲しかった

今回ももし、あの時僕が行かなかったらAは生きていなかったかもしれない…




僕が声を荒らげてからAはずっと下を向いていた


暫くの沈黙が訪れる





僕がまた話そうとした時Aが聞こえるか聞こえないかくらいの声でぽつりと話し出した





貴「…私はね、認めて欲しかったの…自分の存在を。そして皆を守りたかった。もう仲間が、死んでしまうのを見るのが嫌だったから」


僕はAの告白を黙って聞いた




貴「私は、柱の中で一番弱いから努力しなきゃいけかったから、一分一秒でも早く鬼を斬った。でも、こんなざま…。無一郎くんや他の柱にも迷惑かけてしまった…こんな事なら私が死んでしまった方がよかっ「違う」…えっ……」




僕はAの方に身を乗り出して抱き締めた







無「A、それは違う。君が死んでしまった方がいいなんて誰が言ったの?」



貴「…言ってないけど……でも皆思ってるよ…」



無「そんな事ない。むしろ逆。Aがいることで皆助けられたし、力を貰った。Aがいつも頑張ってくれたからなんだよ」



驚いたように目を見開く



無「Aは強いよ。だけど全部1人で背負い込まなくていいんだよ?皆いる、勿論僕だって。だから―――もっと頼って…?」




そう言うとAは抱き締め返して耳元で呟いた









貴「もう背負わなくていいの…?」



無「うん」



貴「…強がらなくてもいいの…?」



無「いいんだよ」



少しずつ話していく言葉には段々嗚咽も入ってきた




貴「…もぅ…我慢…しなくても…ッいいの…ッッ?」



無「うん、大丈夫だよ」




もう泣き出しそうな声で最後のひと絞りを話した




貴「……みん…なに……無一郎…くんに…―――頼っていいのッッ…??」



だから僕は出来るだけ優しく慰めるように言った




無「大丈夫、頼って?Aをちゃんと支えるから」









そう言うと、とうとう泣き出してしまった


今までで溜めてきたものが溢れ出すように小さい子供のようにAは泣いた









その間僕はAを強く、強く抱き締めた









☆.。.:*・°☆.




(無一郎くん…?)



(なに?)



(ありがとう)



(どういたしまして)









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刹那 - 無一郎くんで、夢主が怪我して一ヶ月程度寝てたあと、起きた時の無一郎くんの反応見たいです! (2019年11月10日 9時) (レス) id: 49e82e1275 (このIDを非表示/違反報告)
ナギリ - 時透くんで激甘お願いします! (2019年9月11日 18時) (レス) id: 1c37b94b47 (このIDを非表示/違反報告)
戦国星光 - 苺大福さん» 分かりました!続編の其の肆の方で書かせていただきますね! (2019年7月23日 14時) (レス) id: a9364e4e28 (このIDを非表示/違反報告)
戦国星光 - 千陽さん» ありがとうございます!ゆっくりにはなっているんですが是非これからも読んでいってください! (2019年7月23日 14時) (レス) id: a9364e4e28 (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - リク失礼します!不死川実弥で夢主が死んでしまう夢を見た。って言う話をお願いします!毎回楽しませていただかせています!更新頑張ってください! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 99e8f5403a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=shiu220525  
作成日時:2018年8月16日 23時

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