淡い恋心 其の参 【リクエスト受付中】

続き ページ33

伊「…！」



そう聞いてみると、驚いたように体が反応していた




貴「私が話しかけても無視するし、避けてきたりしたから…私のこと嫌いなのかなって思って…」


言いながら私自身泣きそうになる
でもここで泣いたらダメだ。ちゃんと聞かなきゃ









貴「だから…私のこと嫌…「ちげぇ！」…え？」


私の話を遮るように言った
違うって…どういうこと…？





伊「…俺はお前の事は嫌いじゃねぇ。でも、お前のこと見てるとほわほわとは違う、訳わかんねぇんだよ！」



なんか、こう、心臓が苦しい感じみてぇなと言う

それってもしかして…




貴「胸が締めつけられるような…？」


伊「そんな感じだ!!」







私はいてもたってもいられず、伊之助の目の前にいき猪の頭を取った




伊「なっ!?おい！返せ!!」



突然の事で反応出来ずあっさり取れてしまった猪の頭


素顔が現れ見えた表情は驚いている顔、それと―――




貴「真っ赤…」



伊「うるせぇ…」




必死に腕で顔を隠しているが耳まで赤くなっているので隠せていない





貴「…私もね、伊之助見てると胸が締め付けられるような感じになって苦しいの」



伊「！…お前も？」



貴「うん。…でもそれで避けられると悲しい。」



伊「!!……悪かったな」


気持ちが伝わったと思い素直に謝られて、嬉しかった






貴「ううん。これからは…私と話してくれますか…？」



恐る恐る聞くと、伊之助はスッキリした顔だった



伊「当たり前だ!!俺は親分だからな!!」





つられて私も嬉しくて満面の笑みで言った




貴「うん！ありがとう伊之助!!」



伊「！…」





ｶﾞｯ






貴「きゃ！何!?」




いきなり視界が暗くなり見えたと思ったら視野が狭かった




伊「うるせぇ！暫く被ってろ!!」






どうやらこれは猪の頭らしい





伊之助は分かっているのかな…

いつも被っているのに見えてることを忘れていること。
猪の頭を被らせられても顔が真っ赤な所は丸見えだってこと。









あぁ、私は期待してもいいんですか…？









・




(ねぇ、いつまで被ってなきゃいけないの？)



(まだ駄目だ!!)



(えー…もう暑いから外すよ…)





ｷﾞﾁｯ




(ちょっ…！取れない!?!?押さえつけないで!!)




(今日一日中つけとけ!!)









・

煉獄杏寿郎 転ぶ ※りん様リク→←嘴平伊之助 理由 ※神崎マミメ様リク

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