暁山瑞希は大正時代に行く。 (ページ5)

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参話ページ5

？side

『___親は、いません。』

その不思議な少女はそう言った。

というのも遡ること数十分前。
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私は鎹鴉から遠い山で鬼がでたと言われ倒しに来た。

しばらく山の中で鬼を探していると叫び声が聞こえた。

急いで悲鳴が聞こえた場所に行くと、少女が鬼から逃げていた。

「蝶の舞、戯れ」

急いで技を繰り出し、鬼を滅殺した。

「お嬢さん、大丈夫ですか？」

『っ！は、はい！大丈夫です。ありがとうございます。』

丁寧にお礼を言う可愛らしい少女。

そのあとも少し話してわかった。

親はいない。きっと帰る家がないのだろう。

ならば屋敷で引き取るのもできますね！

この子は、全集中の呼吸ができている。

無意識かも知れませんが、できているのはすごいことです！

でも、危険な目には合わせたくない。だから蝶屋敷で引き取って護身術に剣技を少し教えましょう！

この少女はなにか違う、

とても不思議な少女だった。