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「ここここ、此処がキメツ学園......」


本当は立つことのない筈だったキメツ学園に、私は震える足で立っていた。

あのキメツ学園に通うことが出来るなんて、凄いラッキー。
嬉しいすぎて、今の私は空を羽ばたける。

中々踏み出すことができずに、少し収まってきた足の震えを止めるように、グラウンドに一歩を踏み出す__ことができなかった。


「早く行けよ、噛み締めてないでよ」

「うわぁ!!??」


後ろから声が降ってきて、思わず凄い勢いで振り向いてしまった。

男にしては長く、白い髪の毛だった。

思わず綺麗、と呟いてしまいそうな衝動に駆られるが、口を結んでその言葉を飲み込んだ。

というか、どこかでこの人のことを見たことがあるような気がする。
懐かしいような、仲が良かったような...そんな、友達のような感覚を覚えた。

宇髄天元

なんでかそんな名前が浮かび、それと同時にこの名前の人物が目の前の美少年だと分かった。


「......お前、俺の嫁になれ」

「そこは変わらねぇのかよ!!!」


思い出した、コイツは宇髄天元だ。

前世の私の良き友人であり、初めの頃はよく嫁に誘われていたのを思い出す。

そして、私はどうしてこの男にこんなに笑われているのだろう?何したっけ?


「お、前も変わんねぇなぁ......フハッ」

「何ツボってんだよ......」

「腐れ縁だな、鬼殺隊って」

「それな」


この世界は鬼滅の刃だが、鬼滅の刃ではない。

鬼滅の刃にもパロディというものがあり、それが私達の立っているこの「キメツ学園」という作品である。

流石に私はあのかまぼこ隊と同年代ではないので、今は冨岡義勇は先生をしていない。

小学六年生だね、つまり。

__腐れ縁なのは宇髄天元ではない。私が元々使っていた水の呼吸が本当の腐れ縁ということを、今の私は忘れている。

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(プロフ) - 更新待ってます (2020年1月14日 2時) (レス) id: 75338ea4b0 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡(プロフ) - 続きが気になりますが、無理せず頑張ってください! (2020年1月6日 4時) (レス) id: dc2340447c (このIDを非表示/違反報告)
きょんくま - 続きが気になる! 更新頑張ってください (2019年12月10日 23時) (レス) id: 84b976fd79 (このIDを非表示/違反報告)
橙咲智歌(プロフ) - キミの小説は凄かった!!ごめんなさいすっごく好きですこのシリーズ!!!!!!更新待ってます…!!!頑張ってください!!!! (2019年10月31日 0時) (レス) id: ab073858ed (このIDを非表示/違反報告)
山さん - 宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん宇随さん← (2019年10月8日 0時) (レス) id: 118fe0956f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明晰夢を毎回みたい! | 作成日時:2019年9月13日 19時

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