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七十九 ページ39

「っ、そんなに......そんなに、俺達は頼りない?Aさんの役にたてないんですかっ!」


目に涙を貯めながら、独り言のようにポロポロと言葉を零している。

けど、私に向けての言葉だ。

いつの間にか、彼は涙を流していた。
こんなにも私のことを想ってくれる人がいるって言うのは、こんなにも嬉しいことだったっけ?

私も釣られて泣きそうになっていると、彼に引っ張られ、胸の中にすっぽりと収まっていた。

ぎゅ、と彼の体温を感じた。

温かくて、彼の匂いに安心しながら、彼を抱き締め返した。


「ごめんね?ふふ、凄い頼りになるや」

「もっと頼って下さい......」

「けど、このまま提出しないで大事なところだけ提出しない??自分の思ってること見られるの恥ずかしいから、ね!?」

「出さなかった理由ってそれですか...」


違うよ、と笑いながら言う。

彼も泣くのが落ち着いてきたようだけど、咳き込んでいたから、彼の手を引いて私の部屋へと向かった。



・・・



「なんで袖掴むの?」

「Aさんが行かないようにです」

「可愛...行かないよ」


反射的に可愛いと言ってしまいそうになったが、最後までは言わずに済んだ。
だが、やっぱり聞こえているようで、どこか怒っている気がする。

可愛いとものは仕方ない、可愛かったのだ。

またポンポンと頭を撫でて、されるがままに袖を掴まれたままにしておこうじゃないか。

だんだん睡くなってきたし......寝ようかな?


「お休み...」

「えっ、寝るんですか?ベッドに__もう寝てるんですか?...運びますよ」


浮遊感を感じながら、意識を失った。






「男の前で寝るなんて...意識くらい、してほしいが...」

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瑠偉(ルイ) - 友達が漢字違うけどこはるです! (2020年3月27日 15時) (レス) id: fd731e3884 (このIDを非表示/違反報告)
ログインしたい - 美夜さん» ありがとうございますっっ!!気遣いありがとうございますっ、どんどん更新していきますっっっ!!! (2019年8月22日 9時) (レス) id: 8fe8447a5f (このIDを非表示/違反報告)
美夜 - ありがとうございます!最新話が読めて幸せです!作者様のことも応援してますので、無理はしないで下さいね (2019年8月22日 9時) (レス) id: fc04754ea8 (このIDを非表示/違反報告)
ログインしたい - 皆さんの投票まとめましたので、お暇があればご覧下さいね!これからはストーリーも更新しますので〜〜(*´▽`*) (2019年8月22日 9時) (レス) id: 8fe8447a5f (このIDを非表示/違反報告)
オプファー(プロフ) - どっちも人気なので鯖兔と宇髄さんどっちも書いてみてはいかがでしょうか(私がみたいだけ) (2019年8月22日 3時) (レス) id: e23b6d792c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明晰夢を毎回みたい! | 作成日時:2019年8月15日 18時

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