六十五 ページ23
「し、しのぶちゃん...」
「話し掛けないで下さい」
「いや、でも......貴女の姉さんから頼まれてるし〜?」
「姉さんの前だけですればいい話です」
彼女は必要最低限の話しかしないため、会話が全く弾まずに気まずかった。
どうしてまたしのぶちゃんと一緒に居るか?それは、カナエさんがもっと仲良くなって欲しいということでまた二人きりにさせられた。
今回は頑張ろう、そう思って話し掛けるが、正論を述べてそっぽを向いてしまって何もできないのだ。
比べたら駄目なのは分かってるが、血が繋がっていてもこんなにも違うんだな、と感じた。
「......貴女も私と仲良くなるメリット無いでしょう」
「え、仲良くなるのに理由なんているの?」
単純な疑問だった。
人と仲良くするのに、理由なんて考えたことがなかった。
そりゃ、苦手な人だったらしないけど。
考えていると、しのぶちゃんが、見たことのないものを見るかのような目でこちらを見てきた。
けど、すぐにいつもの無表情に戻ってしまった。
「...そうですか」
「うん。ってことで、仲良く」
「それはいやですね」
「なんでさ!!今仲良くなる流れだったじゃん!?」
「流れなんて知りませんね」
「えー!!!??」
「(良かった、最初と違って仲良くなれているわね)」
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瑠偉(ルイ) - 友達が漢字違うけどこはるです! (2020年3月27日 15時) (レス) id: fd731e3884 (このIDを非表示/違反報告)
ログインしたい - 美夜さん» ありがとうございますっっ!!気遣いありがとうございますっ、どんどん更新していきますっっっ!!! (2019年8月22日 9時) (レス) id: 8fe8447a5f (このIDを非表示/違反報告)
美夜 - ありがとうございます!最新話が読めて幸せです!作者様のことも応援してますので、無理はしないで下さいね (2019年8月22日 9時) (レス) id: fc04754ea8 (このIDを非表示/違反報告)
ログインしたい - 皆さんの投票まとめましたので、お暇があればご覧下さいね!これからはストーリーも更新しますので〜〜(*´▽`*) (2019年8月22日 9時) (レス) id: 8fe8447a5f (このIDを非表示/違反報告)
オプファー(プロフ) - どっちも人気なので鯖兔と宇髄さんどっちも書いてみてはいかがでしょうか(私がみたいだけ) (2019年8月22日 3時) (レス) id: e23b6d792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明晰夢を毎回みたい! | 作成日時:2019年8月15日 18時