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五十八 ページ16

「肋、手、足が折れてます」

「......まじか」


結局、あの鬼の頸は斬れなかったが、朝日が昇ってきてくれたので、あの街を守り抜くことは出来たのだ。

あの下弦の参と同じくらいの力量ということである。
だが、めっちゃ骨が折れた。

常中をやっていてコレということは、これを習っていなかったら私の命は無くなってる。

初めて命が尊いというか...命が危ないと感じた。
死ぬということを、身近に感じた。

不死川さんの言う通りになってしまうところだったぞ、これ。


「まだまだ実力不足だな......」

「派手に怪我してんじゃねえか」

「ああああ!!??」


ひょこ、と出てきたのは宇髄さんだった。

私の怪我を、私の鴉が知らせてしまったようで、宇髄さんが心配して来てくれたらしい。
余計なお世話だよ私の鴉!!!!

宇髄さんに、ぽんぽんと頭を撫でられる。


「頑張ったな」

「...は、い」

「俺の四番目の嫁になるんだし、無理すんなよ。俺に知らせてくれれば向かうぜ」

「ありがたいですが、嫁になる気はありませんよ?」


すかさずそうツッコミをすると、ケラケラと笑われ、「相変わらずのツッコミだな」と言われる。

モテるのも納得してしまう今日この頃。

またこれも、顔が整っているからどきどきと心臓が脈打つ。
この顔で皆が惚れてくんだ。気をつけないと。


「じゃあな、この後あるから」

「ありがとうございました」


この後、私の武勇伝を鱗滝さんに送ったら、鱗滝さんに似合わない字で心配する手紙が返された。

漢字の、跳ねているところが跳ねてなかったり、出ちゃいけないところが出ていたり。

焦ってるんだろうな、なんて。

鱗滝さん可愛いすぎだろ!!!!!


「ん?手紙?...あっ、錆兎君と義勇君と真菰ちゃん...三枚読むのかよ私」


めっちゃ手紙来ました。

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瑠偉(ルイ) - 友達が漢字違うけどこはるです! (2020年3月27日 15時) (レス) id: fd731e3884 (このIDを非表示/違反報告)
ログインしたい - 美夜さん» ありがとうございますっっ!!気遣いありがとうございますっ、どんどん更新していきますっっっ!!! (2019年8月22日 9時) (レス) id: 8fe8447a5f (このIDを非表示/違反報告)
美夜 - ありがとうございます!最新話が読めて幸せです!作者様のことも応援してますので、無理はしないで下さいね (2019年8月22日 9時) (レス) id: fc04754ea8 (このIDを非表示/違反報告)
ログインしたい - 皆さんの投票まとめましたので、お暇があればご覧下さいね!これからはストーリーも更新しますので〜〜(*´▽`*) (2019年8月22日 9時) (レス) id: 8fe8447a5f (このIDを非表示/違反報告)
オプファー(プロフ) - どっちも人気なので鯖兔と宇髄さんどっちも書いてみてはいかがでしょうか(私がみたいだけ) (2019年8月22日 3時) (レス) id: e23b6d792c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明晰夢を毎回みたい! | 作成日時:2019年8月15日 18時

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