なにかと推しに避けられるんだが 【二】

五十三　(童磨編のネタバレ注意) ページ11

単行本の人は気をつけて！！






「＿＿貴女も鬼殺隊の人？」

「えっ、あ......そうです。貴女たちもですね」

「本当だ。なら安心ね」


カナエさんは、ボソッと近くないと聞こえないくらいの声量で、私にそう告げた。

しのぶちゃん、今まで疑っていたのかい？

と言いそうになったのを抑え、ニコニコと笑顔を作った。
しのぶちゃんは警戒心が強いらしく、鬼殺隊と知ったら肩の力を抜いた。

逆に、カナエさんは警戒心が無さ過ぎな気もする。...いや、これで二人が一つみたいなのか。


「私も団子にしようかしら」

「姉さんがそれなら、私は＿＿」


二人で会話を始めてしまい、私は入れなかった。普通私が入っちゃいけないのだが。

もぐもぐと口の中いっぱいに団子を詰め込み、美味しいなぁ、と再実感する。

問題なのは、胡蝶姉妹とどうやってお近づきになるか。

カナエさんはいなくなってしまう。

助けないといけない。

けど、そしたらしのぶさんが童磨を倒せなくなってしまい、カナヲ達はどうなってしまうんだ？

私がやっているのは、大変なことじゃないのか？


＿＿分かった。

コレで、万事解決。

口の中に入れていた団子を飲み込み、ふらふらと探す。

これから、大変になりそうだ。


「あの、藤がある場所を知りませんか？」


私が柱になれば、彼女を救えるだろう。








単行本のひとってどこまで行ってるんだ？？(ジャンプの人)

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