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四十一 ページ45

「Aさん!俺と手合わせして下さいっ!」

「およ、錆兎君も上背が伸びたね...きゃー、怖いわ...あ、手合わせ?良いよ」


錆兎君も背が随分の伸びており、成長期とは凄いと思う。あと一年すれば、私はすぐに抜かされてしまうだろう。

私はまだ150センチくらいなので、まだ抜かされてはいない。

今、この身長差を噛みしめておこうと思う。

って、そんなことよりも早く木刀を持たないといけない。
すぐに木刀を持ち、錆兎君の前に立ち、背筋を正して...構える。


「初め!」


真菰ちゃんの可愛らしい声を聞き、錆兎君に向かった。



・・・




「強くなったね.......頑張ったんでしょ?この半年間」

「は、い...けど、やっぱり勝てま、せん」


私の圧勝。

流石に私も鬼と戦ってきただけあり、錆兎君との戦いは結構余裕がある。

が、前の錆兎君と比べると、やっぱり強くなったと実感してしまって、身長だけではなく、強さも負けるんじゃないか...と考えてしまった。

真菰ちゃんと義勇も、「おぉ」と感嘆の声を漏らしていた。

この中で強いのは錆兎だし、他の子の成長も楽しみだった。


「なんか疲れてないね?体力?」

「よく気付いたね......そういうやつがあるんだよ、真菰ちゃんも鬼殺隊に入ったらやるよ」

「そっかぁ......なんか、Aさんが遠くに行っちゃったみたいで、やだなぁ......」


ぷくっ、と頬を膨らます姿は、餌を詰め込んでいるハムスターのように見える。
つまり、可愛すぎた。


「A、階級はどれだけいったんだ?」

「あ、報告してませんでしたね......辛...あれっ?一個上がってる!?」


辛です、と言おうとし、ついでに拳にも辛と出そうとしたら、一つ上の階級の“庚”が拳に刻まれていた。


「何それ、格好いい!!」

「ふふ、そうかな?」





大正コソコソ噂話

宇髄天元
「お、俺か。Aは鬼殺隊に入ってから、張り切って結構鬼を斬っていたから庚まで上がったらしいぞ。

地味だな、なんか......」

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るる - 錆兎がいいです!!! (5月26日 22時) (レス) id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡(プロフ) - 主さんの書き方がとても面白くて見てて楽しいです! (2020年1月4日 19時) (レス) id: dc2340447c (このIDを非表示/違反報告)
ログインしたい - 鷺宮雪沙さん» あっ、返信遅くなりました済みません...それただ出てきたものを適当に打っちゃったんですかね...?直しておきます、細かいところまで見てくれてありがとうこざいますぅぅ! (2019年9月9日 7時) (レス) id: 8fe8447a5f (このIDを非表示/違反報告)
鷺宮雪沙(プロフ) - 毎度楽しく萌えさせて頂いています。実は一つだけ疑問がありまして、36話の大人の色気のところの話で、夢主が「フェロモン」を「フォルモン」と言ったのはわざとでしょうか?わざとではないならフォルモンってホルモンみたいで面白いなって思っただけなのですが:-) (2019年8月31日 21時) (レス) id: 7959eb2ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ログインしたい - 皆さんありがとうございます!ここから続編で募集しますので、私のコメントより後になると、増えませんのでご了承下さい! (2019年8月16日 14時) (レス) id: 8fe8447a5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明晰夢を毎回みたい! | 作成日時:2019年8月11日 9時

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