なにかと推しに避けられるんだが

二十六 ページ29

「あの、これが隊服ですか？(これゲスメガネじゃね？)」

「そうですよ」ﾆﾔﾆﾔ


隊服が届けられたのだが、見事に甘露寺さんと同じ服なのである。
流石に、殿方を探すわけじゃないし...

これで戦うとなったら恥ずかしくて死ぬ可能性百パーセントだ。無理。

そう言えば、しのぶさんはこれをこのゲスメガネの前で服を燃やしたんだったな。
だが、それをやる勇気は生憎ないのだ。


「本当の隊服を出せ」

「ひっ！天狗...す、すいません！！！」

　【秘技！ 鱗滝さんの圧】


これを発動し、一応甘露寺の隊服は貰ったが、着る気は全く無いので、真菰ちゃんに「隊服が可笑しいと思ったら私か鱗滝さんに教えてね」と言っておいた。

これで真菰ちゃんの未来は守られた。

そして、本当(？)の隊服を着てみると、“似合っている”と言われてとても嬉しかったです。


「鱗滝さん、帰ってきま＿＿え、なんですかこの格好...」

「あ、錆兎と義勇！これね、鬼殺隊の隊服なんだって！格好いいね！」

「...似合ってます、可愛いですよ」

「お、俺も良いと思います！！」


良いとは(哲学)。

錆兎君は大人の対応で可愛いと言ってくれ、義勇君は謎の良い発言をされた。
まぁ、その後はいつもの服に戻ったのだが。



【真菰は見ている】

「ねぇ、なんでAさんの姿見て赤くなってるの？」

「わ、真菰！！...あ、赤くなってないはずだ」

「え、錆兎！俺赤い！？」

「......Aさん着替えてきて！！」

「え”」

「うん？分かった〜」

二十七→←総合1位とか聞いてない

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す