ヒーローが苦手な煉獄さん(弟)【ヒロアカ×鬼滅の刃】【男主】

十六話 ページ18

相澤side

相澤「…竈門達も来たみたいですし、そろそろ始めません？」

俺は竈門達が産屋敷さんに挨拶をしたのを見れば校長にそう声を掛けた。

根津「そうだね！そろそろ始めようか」

校長が ぽん、と手を叩きそう言うと 産屋敷さんの周りに居る9人の顔が少し変わった。
竈門達は何を話すのか分かって居ないような顔をしていたが。

お館様「そうだね…じゃあ、話をはじめようか」

その後直ぐに白い髪の奴…不死川が立ち上がった。

実弥「例えお館様が賛成だとしても、俺は反対ですお館様！何故ヒーローと組まなければいけないのですか！」

それを合図にしたように、柱と言われている9人が各々順番に言い始めた。

しのぶ「私も反対です。何故ヒーローと…」

天元「俺様も派手に反対だｧ！」

杏寿郎「俺も反対だな！」

蜜璃「わ、私も反対です…」

無一郎「…今回は僕も反対です、お館様が賛成しているとしても。」

義勇「…俺も反対だ。」

行冥「私も反対だ…」

小芭内「俺も反対だ。何故ヒーローと組まねばならん。」

俺、オールマイト、校長は唖然とした。まさかこうも全員から反対されるとは思って無かった。

お館様「まぁまぁ、少し理由を聞いてくれないかい？それでも納得出来ないと言うのなら、私も少し考えよう。根津校長、お願いします」

産屋敷さんがそう言った瞬間、9人は膝をついて静かになった。

根津「最近妙な敵…君達から見たら鬼かな？それが増えて来ているのさ。ヒーローでは勝てない、だから君達鬼殺隊に協力して欲しいのさ。」

お館様「…そういう事だよ。炭治郎達はどう思ってるのかな？」

産屋敷さんが発言すると、全員が竈門達の方を見た。

相澤「…？ 二人足りない気がするんだが…竈門、我妻と嘴平は何処に行った？」

炭治郎「…多分、校内の何処かに…」

『…善逸が伊之助を追い掛けて行って、職員室にでも居るんじゃないですかね』

炭治郎「音で分かったのか？ 俺は…匂いが残ってるから少し前に居なくなったって事しか分からなかったけど…」

煉獄は頷いたが 俺や校長、オールマイトは「音で分かった」と聞いて首を傾げた。

俺には匂いも音も分からない。

こいつらの個性か？
でも、入学時の書類には無個性だと書いてあった…分からないな

『…俺は 人の命を救えるのなら賛成です。柱の9人の方も、人の命を救える 鬼を倒せる という意味では賛成でしょうし』

炭治郎「俺もAと同じ意見です。」

…これ以上書き続けると、あまりに長いから話し合いの結果だけ。
ヒーローと鬼殺隊は協力することになった。柱の9人も(渋々でも)納得する形で。

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