検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:583 hit

7、準備 ページ9

カナヲside

アオイが進めてくれた話し合いで、殆どの事が決まった。
成功者には、小さいハートか星のキーホルダーをプレゼント。
失敗者には、本の栞。
どちらもオリジナルで100個作り、種類や、色もバラバラの物をあげる。
そしてどちらにも、謎の答えと解説ブックを渡す。
謎は行き止まりの壁に書いてあり、答えだと思うものが書いてある扉(ダンボール製)をあけ、間違っていたら✕印の書いてある行き止まり。会っていたら次の問題。これを10回繰り返し、最後の問題に正解したらゴール、間違えたらもう一度。
最後の問題は超難問。
スマートフォン等で調べるのは禁止。
最初と最後にドラマを作る。
最後のは成功者向けと、失敗者向けのふたつを作る。
とまあ、こんな感じ。
「材料は、フェルト、チェーン…」
アオイがそこまで言いかけた時、先生が
「チェーンは100個もないでしょう。もし足りなかったら先生があげるわ。」
と付け足した。
「先生、ありがとうございます。他に、ダンボール、画用紙。画用紙は、白いのが10枚、色付きが100枚。持ってくるだけでいいので、できるだけでも多めにお願いします。無理矢理じゃないですが、それぞれひとつずつ、全員持ってきて来るようにお願いします。ですから、最低でも材料は3つは持ってくるということですよ。もし家になかったら買ってくるなりしてくださいね。面倒とか言わないで、これはクラスみんなの出し物ですから。」
アオイがテキパキと指示を出す中、私は隣でオロオロ。
どうしたらいいのかな。私、何すればいいかなぁ…
「はい、神崎さん。私、迷路型にした方がいいと思います。」
追加で意見があるんだ。
迷路型もいいよね、スリル満点というか、ハラハラするというか、楽しい。
「それもいいですね。反対の方は?」
手を挙げる人は誰も居なかった。
「じゃあ、カナヲ。」
名前を呼ばれて私はビクッとして、
「はいっ?」
と変な声が出てしまった。
「迷路の形、考えておいて。」
あ、それ私がやるんだ。
「分かったけど…手伝ってね?」
私がお願いすると、アオイは大きく頷いて、
「もちろんよ。」
と言ってくれた。
頼もしい、頼りになる友達が居て、幸せだな。でも、頼りっぱなしじゃダメだから、四分の三は私が考えなきゃ。
私はそう心に誓った。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←6、リーダー決め



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:キメツ学園 , 鬼滅の刃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:練乳いちご | 作成日時:2021年8月21日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。