十話 義勇side ページ13
俺が叫びながらそういうと、あいつは絶望の顔をした
ふと、自分がおんぶ紐のようなもので支えている子供を見た
妹か、と聞けば、鬼かもしれないといった
やむを得ない。頸を斬らなければならない
泣くな 絶望するな
そんなのは今することじゃない
お前が打ちのめされているのはわかってる
家族を殺され、二人の妹は鬼になり
つらいだろう 叫びだしたいだろう …わかるよ
俺があと半日、早くきていればお前の家族は死んでなかったかもしれない
しかし、時を巻いて戻す術はない
怒れ
許せないという強く純粋な怒りは手足を動かすための揺るぎない原動力になる
脆弱な覚悟では
妹を守ることも 治すことも 家族の仇を討つこともできない
俺は暴れている鬼に刀を構え、身体に刺す
するとアイツは
「やっ…やめろーーーーーっ！！！！！！！」
と石をこちらに二発投げ飛ばし、そのまま勢いよくこちらに向かってきた
「ああああ！！！」
感情に任せた 単純な攻撃
愚か！！！！！！
そういって、彼の背中を思いっきりたたく
気を失って倒れた
不思議と鬼が暴れるのが止まった気がしたが、それよりも
…斧は、どこだ…？
すると、回ってる音がした
斧が回っているのだ
その斧は俺の顔の後ろにあった木に刺さった
よけなければ、百発百中、あたっていた
木の陰に隠れる直前こちらに石を投げ 木の陰に隠れたとき上へ斧を投げた
丸腰であるのを悟られないよう振りかぶった体勢で手元を隠す
俺に勝てないのがわかっていたからだ
自分が斬られた後で俺を倒そうとした
こいつは……
思わずあっけにとられていると、鬼が叫び俺を蹴った
俺はすぐに受け身をとるが、鬼は兄のもとに駆け寄った
しまった！！喰われる！！！
そう思った矢先、鬼は兄の前に両手を広げて庇った
思わずアイツが言っていたことを思い出す
“禰豆子は
禰豆子は違うんだ 人を喰ったりしない”
鬼は俺にめがけて攻撃を仕掛ける
昔 同じようなことを言って喰われてた奴がいた
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あずきいろ
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おみくじ結果は「末凶」でした！
今日の言葉 柱ver.
不死川 実弥
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名無し44667号(プロフ) - とても面白かったです！続き読みたい！更新して下さいー！！ (2020年4月19日 19時) (
レス) id: 52b41a10ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず x他1人 | 作成日時：2020年3月30日 14時
