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心に秘めていた目標。……我妻くんの、気持ちが知りたい。
目標達成には、もう、時間がない。
あっという間の放課後。これで、最後。
これで無理だったら……
無理、だったら？
『あが、つまくん、』
無理だったら、どうするのだろうか。
勝手に目標立てて、頑張って我妻くんに話しかけていたけど、もし目標が達成されなかったら？
私は、すぐに我妻くんを諦めて炭治郎と……？
……簡単に、諦められるのかな。
他の子が好きでも、それでも、彼が好きと膨らむばかりだったこの気持ちに。
2ヶ月、だけど片想いの期間も含めたらそれ以上想ってきて、あっさり？
「禰豆子ちゃーん！！かーえーろ！！」
我妻くんの後ろ姿。
臆病だし、泣き虫。だけど、大きい背中。
愛おしくて、ずっと好きな人。
＿＿"「Aさん、っ、おれ、Aさんのことが、っ、好きです！！」"
金髪だから、見つけやすい。
うるさいけど、好きな声。
＿＿"「お、おれっ、の、彼女に、」"
＿＿"「付き合って、くださいっ」"
たった1人、大好きな人だけを捉えて、遠いけど呟いてみる。
騒がしい廊下に、聞こえるはずがないけど、これまで以上に勇気をだして。
『我妻くんに、話があります。最後のお願いです。教室で、ここで、待ってます』
……諦められたら、どんなに楽だろう。
諦められないから、ここまでズルズルとわけのわからない関係を続けてきたんだ。
どんなに我妻くんに無視されようが、私以外の女の子に夢中になってようが。
ただ単純に、我妻くんのこと、好きすぎるから。
一方通行だって、構わない。
我妻くんが大好き。
ただ、それだけを
『待ってる、から……』
伝えるために。
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凪 - 面白かったです！ (2020年2月1日 22時) (
レス) id: b575dccd32 (このIDを非表示/違反報告)
よる - 超苦しい！なんかやっぱりきゅうってする！…炭治郎ぅう！私は好きだゾォォオ！！ (2019年12月23日 1時) (レス) id: bbe87bcae1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわふわべあー。 | 作成日時：2019年12月7日 21時
