鬼滅の世界に入り込みまして.2章

第77話 ページ35

.



Aside





誰かに、助けられた。。
誰だろう。一瞬半々羽織が見えた気がした。

…義勇さん？






義勇「大丈夫か？すまない、もう少し早く来ていれば…」

しのぶ「冨岡さんは時透くんの手助けに行ってください」







義勇さんもしのぶさんも…なんでいるの？
助けに、来てくれたの…？






しのぶ「A、聞こえますか？私です。しのぶです」

「しの…ぶ…さん…」





優しく微笑んだが、すぐに険しい顔になった。
チラリと鬼を見て、さらに顔が険しくなった。





しのぶ「応急処置をしておきます。あまり激しく動かないでくださいね」






手際よく処置をして行き、ほんの少しだが楽になった気がした。

痛い。けど、ひとりでも減ったら大変になる。
呼吸をするだけで痛い。それに、ものすごく声が出しにくい。

それだけだ。私はまだ、戦える。





しのぶ「A…」





立ち上がった私を心配そうに見つめるしのぶさん。折角来てくれたのだ。
早く終わらせて帰りたい。





「まだ…戦えます。頸を斬るまで…休みませ…ん」

しのぶ「……そうですね」






.





地花「えぇ、加勢！？ふたりも？？そんなの聞いてないよ！」






そう言うが、どこか嬉しそうな鬼。
油断しているな…






しのぶさんと背を合わせて立つ。
さぁ、かかって来い！





.

第78話→←第76話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す