鬼滅の世界に入り込みまして.2章

番外編 羽織 ページ24

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しのぶ「最近、羽織を巻いたりする方が多くなりましたね…」

蜜璃「柱の皆、似合ってたわね〜。素敵だったわ！」






そう。最近、隊士の間では羽織を巻いたりと、一味違った使い方が流行っている。


事の発端は、遡ること数日前＿＿＿






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蜜璃「そういえば、Aちゃんは腰に羽織を巻いてるのね」

「そうなんですよ。どうですかね？」

蜜璃「凄く素敵よ！！初めて見るから新鮮だわ！」

しのぶ「似合ってますよ。なんだかAらしいです」






蝶屋敷の縁側で雑談をしていたら、羽織の話題へと変わった。







「2人とも、巻いてみます？」

蜜璃「いいわね、巻くわ！」

しのぶ「そうですね。一度試してみたいです」






蜜璃ちゃんが羽織を脱ぎ、腰に巻いている。
が、なかなか巻けず、苦戦している。






蜜璃「あら？なかなか巻けないわね…」

「私、巻きましょうか？」

蜜璃「い、いいの？」

「はい！任せてください」






羽織の袖をきゅっと結ぶ。
長さを調節して、完了






「出来ました。大丈夫ですかね？」

蜜璃「大丈夫よ！ありがとう。とっても素敵！」






眩しい笑顔を向けられ、嬉しくなる。
隣を見てみると、しのぶさんも苦戦していた。





しのぶ「あら…？しっかり見ておいたのに…」

「ふふ、しのぶさんも。やりますよ」






恥ずかしそうにすみませんと俯きがちに言う。






「出来ました。どうでしょうか」

しのぶ「ばっちりです。ありがとうございます」

蜜璃「これで3人お揃いね！」






どうせならこのまま甘味処行きましょ！という蜜璃ちゃんのお誘いを受け、行こうとした時、ふと気配に気付く。






「カナヲもお揃いにする？」

カナヲ「え、えっと…いい、の？」





いいよと答えようとしたとき、






蜜璃「カナヲちゃん！いいわよ！お揃い、しましょ！」






カナヲの顔が輝き、とてとてと駆けてくる。

うーん、カナヲの羽織はどうやって巻こうか…


端を細くして腰の前で巻く。





カナヲ「ありがとう」

「いいよ」







今度こそ4人で甘味処に向かう。



＿＿＿＿＿＿＿






帰り道







「そういえば、こんな風にも出来るんですよ」





そう言い、羽織を背中に、胸の前で袖を結ぶ。





蜜璃「あら、素敵ね…あっ！」




蜜璃ちゃんが何か思いついた様子




蜜璃「あのね、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」

「いいですね！」

しのぶ「面白そうです」

カナヲ「気になる…」



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