鬼滅の世界に入り込みまして

第11話 全集中の呼吸 ページ12

＿＿＿＿＿＿翌日


しのぶ「今日は全集中の呼吸を教えます。Aには花の呼吸を教えますね」


私は花の呼吸かぁ。カナヲと同じだね！

カナヲ「花の呼吸の型は幾つあるか知ってる？」


「えっと、4つ…かな」


カナヲ「うん。花の呼吸はね、……」


＿＿＿＿＿＿＿


呼吸を覚えるのって、難しいね。
カナヲが“花と遊んで”とか“花を観察して”っていうお題をだしたんだけどね、ほんとに
呼吸使えるようになったんだ。

びっくりだよね。



「しのぶさん、多分なんですけど、私には花の呼吸合ってないと思うんです」


しのぶ「やはりですか。私も思ってました。ですが、私たちが教えられるのは、花の呼吸と蟲の呼吸しかないんです。花の呼吸の派生である蟲の呼吸はきっと合いませんし…」


そうだよね…

しのぶ「もしかしたらAは他の呼吸を派生して使うかもしれません」


「え、派生出来るんですか…？」


しのぶ「はい。Aならきっと出来ますよ。今のところは花の呼吸を使ってくださいね」


「わかりました！頑張ります」


派生か…。どんな呼吸になるんだろう



＿＿＿＿＿＿＿＿


「カナヲ、お手合わせお願いできる？」


カナヲ「いいよ」


同じ呼吸を使う者同士、いい鍛錬になるんだ。


カナヲ「手加減なしね？」

「もちろん！行くよっ」


カナヲの真剣と私の真剣が交じり合う


「花の呼吸 肆ノ型 紅花衣！」


カナヲ「花の呼吸 弐ノ型 御影梅」


カナヲが紅花衣を受け流す
それから結構激しい鍛錬が続き、、


しのぶ「2人とも、そろそろ休憩したらどうでしょうか」


「はぁっ、はぁっ、そうだね」


カナヲ「はぁっ、はっ…うん」



しのぶ「2人とも、随分と使いやすそうですね」


カナヲ「うん」


「はい…！」


合ってない呼吸を使いこなすのは、相当な鍛錬が必要だと思う
でも、カナヲとこんなにもやりあえるってことは力はついた筈。
あとは死ぬほど鍛えるのみ！






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




あれから約半年、呼吸を極めるためたくさん
鍛錬した。
最終選別が近づいている為、カナヲも緊張し始めてます！


あれからはしのぶさんも相手してくれたりと、
合格出来るように協力してくれてるんです…！
感謝しかないなぁ…




カナヲ「A、絶対一緒に合格しようね。Aが危なかったら私助けに行くから」


これが最近のカナヲの口癖である。



「私も助けに行くからね！」

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