第弐佰玖拾壱話 ページ14
********
一方、その頃天屋敷では___
伊織side
『う"っ…うぇっ…伊織くんっ…薬やだよぉぉおおおお!!!!!!春舞君も意地悪しないで錠剤にしてほ"し"か"っ"た"ッッッ…!!!!!!』
春舞「はぁ…自業自得でしょう。あれ程やめた方がいいと止めたじゃないですか」
『だっ"て"…』
春舞「なんです?」
『こ"わ"い"ぃ"ぃ"いいい!!!!伊織く"ん"ッ…』
伊織「師範…今回ばかりは俺も庇いきれませんよ…」
師範は粉薬が大嫌いなのに、胡蝶さんから処方された薬が粉薬でギャン泣きしている最中である。
こんなにぐずっている師範を見るのは初めてで、俺も春舞さんも手こずっていた。
伊織「春舞さん…どうします?」
春舞「どうするも何も…薬を飲んでいただかない限りは熱も頭痛も治まらないので、何とかして飲んでもらうしか…」
そうだよなぁ…師範はなんでこんなに粉薬嫌いなんだよ…
伊織「師範、お薬飲まないと楽になりませんよ?」
『やだ…』
伊織「お薬飲まないと春舞さんが作ってくれたおうどんも食べられませんよ?」
『それもやだぁ…』
完全にイヤイヤ期に入ってしまった師範。
風邪で情緒不安定になっているのかポロポロと涙を零しながら、先程よりもボーッとしてる時間が長くなっていて何処と無く顔も赤い。
試しにおでこに触れてみると…
伊織「熱っ…!!!!は、春舞さんっ…師範の熱がどんどん上がってますっ…これ、大丈夫なんですか?!」
春舞「私にはどうする事も…」
214人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
私の気分はさくらんぼ - 夢主が無自覚なところがいいですね! (2021年5月3日 9時) (レス) id: 8517c30d15 (このIDを非表示/違反報告)
iwa(プロフ) - 好きなことを描いて、それを好んで来てるんだから、合わなければ来なければ良いし何か言うのは違うよねー。私は好んで一気読みさせてもらいました。チート最高!楽しませてもらってます。 (2021年2月5日 11時) (レス) id: 6d6a6077d0 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶(プロフ) - もっと妄想を膨らませて私たちを楽しませてください((( これからの更新楽しみにしてます!! (2021年1月27日 13時) (レス) id: 223530c19e (このIDを非表示/違反報告)
りお - 無一郎くんとの話をもっと書いてほしいです。無一郎くんとのデートとかの話を書いてほしいです。 (2021年1月24日 8時) (レス) id: d089e3229f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:凪 | 作成日時:2021年1月21日 19時