気づいたら柱になってた 陸！【鬼滅の刃】

第弐佰参拾陸話 ページ38

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きよ「人攫いです……っ！！助けてくださぁい｣





きよちゃんが泣きながら炭治郎にそう言うものだから、炭治郎はムッと表情を変えた。






宇髄「この馬鹿ガキ…｣






きよ「キャーー！！！！」






何なのこの人……柱なのにこの扱いって…






ダンッ！！！






宇髄「！」






伊織「うおっ…」






グンッと突然引っ張られて、そんな声が漏れる。






宇髄「愚か者。俺は“元忍”の宇髄天元様だぞ。その界隈では派手に名を馳せた男。


てめぇの鼻くそみたいな頭突きを食らうと思うか」






｢元だろ、元。｣なんて心の中で悪態をつく。






炭治郎「アオイさんを離せ！この人さらいめ！」






きよ「そーよそーよ！」






炭治郎「いったいどういうつもりだ！」






すみ「変態！変態！」






……俺は？






伊織「ねぇ、炭治郎。俺は？俺はこのまま(攫われた状態)でいいの？」






宇髄さんが屋根に乗った時に向きを変えられたせいで、炭治郎達に尻を向けたまま涙ながらに訴える。






炭治郎「伊織！君は大丈夫だ！！！｣←






伊織「」←

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