気づいたら柱になってた 伍！【鬼滅の刃】

第弐佰肆話 ページ33

・＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿







砂埃が消え、猗窩座と煉獄の姿が炭治郎達の目に入る。








猗窩座には傷一つ無いのに比べ、煉獄は片目が潰れ肋が折れ内臓が傷つき立っているのも不思議なくらいボロボロで、勝敗も決まったかのように思えた。








猗窩座「杏寿郎死ぬな。生身を削る思いで戦ったとしても無駄なんだよ杏寿郎。お前が俺に喰らわせた素晴らしい斬撃も既に完治してしまった。



だが、お前はどうだ。潰れた左目、砕けた肋骨、傷ついた内臓。鬼であれば瞬きする間に治る。そんなもの鬼であればかすり傷だ。



どう足掻いても人間では鬼に勝てない。｣








誰もが諦めそうな状態の中、煉獄は折れてはいなかった。








煉獄「俺は俺の責務を全うする！！ここにいる者は誰も死なせない！！！｣








猗窩座「素晴らしい闘気だ…それ程までの傷を負いながらその気迫…その精神力、一部の隙もない構え…


やはりお前は鬼になれ杏寿郎！！！俺と永遠に戦い続けよう！！！｣ﾀﾞｯ







炭治郎「……ッ！！(このままでは駄目だッ…)」









　









　









　









　









　









『天の呼吸 弐ノ型 鏡花水月』

第弐佰伍話→←第弐佰参話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す