気づいたら柱になってた 伍！【鬼滅の刃】

第佰玖拾漆話 ページ26

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炭治郎side








さされた腹部が痛い。だけど俺が死んでしまったらあの人が人殺しになってしまう。だから……死ねない。








転倒した勢いで列車の外へと弾き飛ばされて、地面にうつ伏せの状態で寝転がったまま起き上がれずにいた。








無理に起こそうとすると腹部から激痛が伴う。








………というのに。








伊之助「大丈夫か！！！三太郎！！しっかりしろ！！鬼の肉でばいんばいんして助かったぜ！逆にな！｣








グワシッと俺の羽織を掴み、勢いよく俺を仰向けにした伊之助。







伊之助「腹は大丈夫か、刺された腹は！｣







仰向けにされた時 腹に激痛が走ったが、伊之助からは心配している匂いが凄くしたから伊之助のなすがままにされていた。







炭治郎「大、丈夫だ……伊之助は…？｣







伊之助「元気いっぱいだ！！風邪引いてねぇ！！」







よかった……







炭治郎「…伊織は…？大丈夫、なのか…？｣








伊之助「あいつならまだ列車の中にいる客と怪我してる人を安全な場所に移動させてるぞ！！｣







少し顔を列車の方へ向けると伊織は、怪我をしている乗客の人を列車から下ろしてくれていた。







伊織も腕を刺されているだろうに……







炭治郎「そうか……頸の近くにいた運転手は…｣








俺がそう尋ねると急にスンッとなり一瞬止まった伊之助。

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