猗窩座。 ページ49
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きっと炭治郎と伊之助はうまくやった。
だからこの列車は制御出来ずに
このまま横転する事になる。
善逸の気配を感じて
その車両へと向かった。
「善逸っ、！」
善「あああああ！！！A〜っ！！！怖いよ！何が起きてるんだッ、！？」
「落ち着け善逸！きっとこの列車は今から横転する。守れる。大丈夫だから！できる限りの力で守るんだ！」
善「っ、！！」
善逸にそう告げて、
俺も出来ることを･･･
そう思った瞬間、
列車は横転し、俺は外へ投げ飛ばされた。
「っ･･･」
？「･･･何をしている、こんな所で」
「･･･お前はっ、！」
？「･･･鬼であるにも関わらず、人間と行動を共にしているとは･･･」
「･･･っ」
こいつは･･･上弦の参、？
奴の目には「上弦の参」と記されている。
気配で読み取り、こいつが
「猗窩座」と言う奴だと理解した。
猗「･･･半々なのだな、お前は」
「だったら何だっ、！」
猗「お前に兼ね備えられた力、そしてあの方の力の量･･･今すぐ人間の皮を捨てろAッ！！」
「っ、！？」
猗「共に戦おう、A」
「･･･俺は、鬼にはならない。俺の仲間は･･･誰一人、傷つけるなっ、！！」
猗「･･･柱がいるな」
「えっ、」
猗「･･･お前は少し、黙ってろ」
「うっ、･･･！！！」
猗窩座は俺の首を掴み、
俺をすごい勢いと共に投げ飛ばした。
そして、俺は意識を手放した。
「っく、･･･」
炭「Aっ、！！！」
「た、炭治郎っ･･･」
炭治郎が心配そうに見つめる。
「っ！アイツはっ･･･！」
炭「今･･･煉獄さんが、戦ってる･･･」
「クソ野郎がッ、･･･！」
炭「よせっ、Aっ･･･！！」
「離せっ、！炭治郎ッ、！！」
炭「･･･待機命令が出てるんだよっ、！！」
「っ、！！」
炭「煉獄さんから･･･手を出すなと･･･待機命令が出てるっ、！」
「･･･ダメだっ、アイツはっ･･･！」
いくら柱でも、
猗窩座は･･･
猗「お前も鬼になれっ、！杏寿郎っ！！」
煉「俺は鬼にはならない！俺は･･･俺の責務を全うするっ、！！ここにいる者は･･･誰も死なせないっ！」
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作者名：おさむらい | 作成日時：2020年10月19日 15時
