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ほんの、気まぐれ。 ページ34

you side



冨「もう一つ聞きたい」


「はい、」


冨「お前は血を摂取して回復する。
鬼の血でもそれは可能なのか」


「はい」


冨「血気術は」


「動きが早くなり、力も強くなるものと
外傷をすべて治癒するものがあります」


冨「・・・」


「外傷の治癒をする術を使うと
体力が大幅に消耗されます。・・・ですが
その後血を摂取すると回復するので
もしもの時はみなさんを助けます」


冨「・・・人間の血であれば
高い回復ができるのか」


「はい。そうです」


冨「・・・分かった」


「それから・・・術ではないのですが
過去が見え、相手の未来を
予知することが出来ます」


冨「・・・、」


「俺が望めば、ですけど・・・」


冨「お館様は・・・
お前の力はこの先倍増する、
そう仰っていたぞ」


「・・・倍増、ですか?」


冨「ああ。少なからず無惨と接点があり
無惨はお前を見張っている。
いつか無惨は動き出すはずだと」


「・・・」









そうか。無惨は俺を見張ってるのか・・・









冨「俺たちは鬼殺隊だ。
確かにお前は鬼だが、
守ると決めたものは守る」


「あ・・・ありがとうございますっ、」


冨「お館様との約束でもある。
・・・分かったら顔を上げろ、」









つい、床に手をついてお礼をした。
顔を上げるとそっぽを向いてた冨岡さん。









冨「ここから胡蝶の屋敷は近い。
いつでもあいつらの見舞いに行け」


「はいっ、!・・・あ、あの。冨岡さん」


冨「なんだ」


「・・・冨岡さんは、どうして鬼殺隊に、?」


冨「・・・ほんの気まぐれだ、」


「そ、そうですか・・・」









やっぱり話しづらい・・・。
でも、気まぐれなんかじゃない。
何かを抱えて鬼殺隊になったんだ。







とにかく今は
炭治郎たちが早く良くなるよう祈る。









冨「・・・今日はゆっくり休め、」


「はい・・・ありがとうございます」









そして冨岡さんは部屋を出ていった。









その時、縁側に1羽の鴉がやってきた。









【オ館様カラノ便リ!
如月A!黙読セヨトノ司令アリ!】









鴉は俺が手紙を読むのを待っている。









「分かった、読むよ」








お館様からの手紙。→←冨岡義勇。



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作者名:おさむらい | 作成日時:2020年10月19日 15時

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