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必ず、迎えに。 ページ29

炭治郎side





炭「A、大丈夫か?」


「うん、大丈夫だよ。
やっぱり不死川さんは俺を認めないって」


炭「そうだっ、A・・・
この傷は・・・不死川さんに?」


「仕方ないよ。俺は半々だとは言え
鬼であることに変わりはないし・・・
冨岡さんから血を貰って
体力も回復できたし、そのうち治るよ」


炭「・・・痛むか、?」


「大丈夫だよ」


炭「っ・・・、」


「ど、どうしたんだよ炭治郎っ・・・」









俺はどうしようもなくなって
Aを強く抱きしめたんだ。





痛かっただろう、
苦しかっただろう、
悔しかっただろう・・・



思えば思うほど、涙は溢れた。









「・・・何で炭治郎が泣くんだよ」


炭「守るってっ、・・・約束したのにっ、」


「炭治郎は・・・ずっと
俺の名前呼んでくれてた。
炭治郎の声、ちゃんと聞こえてたよ」


炭「Aは・・・っ、
俺たちの傷を治してくれるのにっ、
俺は何も出来てないっ・・・」


「そんな事ないじゃないか。
炭治郎は・・・いつも俺を信じてくれてる。
禰豆子と同じように信じて、
守ってくれてるじゃないか。そうだろ?」


炭「・・・」


「柱の前でも・・・相手が誰でも
炭治郎はずっと俺の味方でいてくれた。
それだけで十分だよ」


炭「すまないっ・・・!こんな傷をっ・・・」


「謝るなよ、大丈夫だから。
それに泣くな。俺は生きてる」









こんな時でも、Aはとても強くて。
冨岡さんの屋敷にAがいる間、
しっかり体を元通りにして
必ず守り抜くと誓った。



















善「ぇぇえええええっ!!!!」


「うるさいぞ善逸」


善「炭治郎から離れるのか!?
俺たちから離れるのか!?!?」


炭「俺たちが元通りになったら
Aを迎えに行くんだよ!
少しの間Aを任せるだけだ!」


「善逸・・・苦しい、」


善「早く元気になるからな!
それまで待ってろA!!」


「はいはい・・・で、伊之助はどうした?」


炭「落ち込んでるみたいなんだ・・・
それから喉も痛むみたいで・・・
俺たち結構励ましてるんだけどな・・・」


「なるほど、」









Aはふぅっ、とため息を1つついて
伊之助の寝床のそばへ。









「伊之助、」


伊「・・・俺ノ事八・・・気二シナイデ・・・」






相当だな、こりゃ・・・




絶対守る。→←優しい笑顔。



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作者名:おさむらい | 作成日時:2020年10月19日 15時

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