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蜘蛛の糸。 ページ20

you side



炭治郎は・・・妹は無事だろうか。
炭治郎たちを探して走っていた時
俺は気配を感じた。








この近くに炭治郎たちがいる。









鬼の習性なのか
俺が心を開いた人の気配が分かる。
そして鬼の気配も。








恐らく・・・炭治郎は
十二鬼月と遭遇している。













鬼舞辻に鬼にされた俺だからなのか
今までの俺では分からなかった事を
感じるようになってきた。











鬼舞辻の思考、
十二鬼月の存在・・・
分かりたくもないのに分かるんだ。













炭治郎の姿が見えた時だった。













「たんじ、・・・っ、!」









俺の体は宙に浮いたかと思われた。
その途端、何者かの腕の中にいた。









累「・・・こんなところに君が居るとはね」


「・・・っ、」


炭「Aっ、!!!」


累「君・・・鬼だよね?
どうして人間の姿なの?」


「お前に関係ないだろ」


累「アイツ・・・僕の家族をバカにしたんだ。
だからズタズタにしてやるんだ」


「っ・・・」






炭治郎はすでに傷だらけだった。







炭「Aを離せっ!!」


「・・・炭治郎に何かしたら
十二鬼月だろうがなんだろうが・・・
絶対にお前を許さない」


累「ねえ、なんで鬼なのに
人間を守るの?意味があるの?」


「・・・意味なんて、考えたこともない」


累「・・・」


「・・・大切だから守るんだろーが!!」


累「そういう絆・・・僕は欲しかったんだ!
・・・ねぇ、そこの坊や。話をしよう。
この鬼、僕に頂戴?
それから鬼の妹も・・・頂戴?」


「・・・」






妹は糸に吊るされて
気を失っている状態だった。









俺の体に巻きついた糸が
どんどん締まってくるのが分かる。








「ぐっ、・・・」


累「ね?いいよね?僕が貰うから」


炭「ふざけるなっ!!!
Aも禰豆子も・・・
お前なんかに渡さないっ、!!

俺とAと禰豆子の絆は
誰にも・・・引き裂けないっ、!!」


「炭治郎・・・っ、」


累「君、ちょっと寝ててくれる?
君は君でうるさそうだから・・・
僕が全部片付けておくよ」


「っ、!!!!」


炭「やめろぉぉおおっ、!!」


累「死んでないから大丈夫だよ。
もう僕の家族だからね。
悪いことしちゃダメだって・・・
教えてあげたんだよ」





意識がどんどん、遠のくのが分かった。





怒り。→←冨岡義勇。



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作者名:おさむらい | 作成日時:2020年10月19日 15時

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