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親分と子分。 ページ18

you side





ものすごい地鳴りがした。
鬼の気配も感じた俺は
気配を辿って無我夢中で走った。









辿り着くと、そこには









伊「ぐ、っ・・・」


父蜘蛛「グゥゥウ・・・!!」









「伊之助っ、・・・!!!」


伊「来るんじゃねぇぞ!A太郎っ!」


「な、何言ってんだっ!」


伊「・・・こんな化け物、
俺様1人で十分だ!!!」


「無理だ!その体じゃっ、!」


伊「子分は黙ってろっ!!!
俺様がぶった斬ってやる!!」


父「グワァアア!!!」


伊「チッ・・・!!」


「くそっ、!



・・・血気術 爆雷!!」









父「グゥゥウ・・・!!!」


伊「Aっ、!!」


「・・・無理するなと言っただろ!」


父「グワッ、!!!」









伊之助の盾となり、
鬼を蹴り飛ばした。









・・・まずい、
体力がもう少ない。






まだこの鬼が・・・









「伊之助、大丈夫か・・・、」


伊「お、お前っ!体力が少ねぇのか!?
・・・血!血だな!!?
俺今怪我してるぞ!?これで・・・」


父「グワァアアッ!!!」


「ぐっ、・・・!!」


伊「Aっ・・・!!!」









デカい鬼は俺を掴んで岩に投げつけた。
さすがに・・・体力も少ない上に
この打撃は・・・耐えきれない。









「く、くそっ・・・」


伊「ぐあっ・・・!」


「い、・・・のす、け・・・」








大きな鬼が
伊之助の頭を掴み握り潰そうとしてる。





助けたいのに・・・









動きたいのに・・・









力が、入らない・・・、











「・・・!?」








何か・・・来る、









気配を感じた時、人だと察知した。









察知してから、
伊之助を捉えていたその鬼の首が飛ぶまで
時間はさほどかからなかった。









?「水の呼吸 肆ノ型

打ち潮」


「っ・・・」


伊「・・・な、なんだ!?」









鬼は消え、伊之助も無事のようだった。









伊「・・・A、!大丈夫か!おい!」


「い、の・・・すけ・・・、ちょ、っと・・・
傷、・・・見せ、てみろっ・・・」


伊「こんなのどうって事ねぇ!!ほら!」


「・・・!」


伊「うお、っ!!」


?「・・・」







俺は近づいた伊之助を抱きしめた。



冨岡義勇。→←弱々しい笑顔。



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作者名:おさむらい | 作成日時:2020年10月19日 15時

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