世界ＶＳ俺【東京卍リベンジャーズ】 (ページ42)

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8月3日４１ページ42

「あれ？Aくんお出かけするの？」

『ビックリした…姉さんか。うん、ちょっと祭りに』

「あぁ…今日は武蔵祭りだったっけ？私も久しぶりに行こうかな」

『駄目』

「…また喧嘩？程々にしなきゃ駄目よ？」

『わかってるよ。もし、どうしても祭りに来るなら駐車場には近づかないでね危ないから。祐希にも言っておいて。そんじゃ行ってくる』

「行ってらっしゃい。気をつけてよ」

姉に見送られ神社まで向かう。行き道には今から祭りに行く人達が笑顔で前を歩いてる。
こんな楽しそうな雰囲気の中俺だけ命がけの喧嘩に行くと思うと虚しくなってきたな。

「A？」

『お、三ツ谷。随分慌ててんな』

「ペーやん見てねーか⁉このままじゃドラケンがあぶねぇんだ‼」

『いや、見てねーよ。俺も今から向かうんだ一緒に行こうぜ』

「お前も知ってたのか⁉の割は余裕そうだな」

『まぁな。まだ雨も降ってねーし、ちゃんと助けるから』

「雨？」

三ツ谷的にはすぐにでもドラケン、もしくはペーを見つけたいだろうが生憎ペーの場所は俺にはちょっとわかんねーしドラケンの場所は何となくわかるがエマの邪魔はできるだけしたくねぇ…。
ギリギリを狙いたいが…匙加減が難すぎるな。

『ペーの場所は皆目見当もつかねーけどドラケンなら今日はエマと祭りデートだ。流石のペーも人が大勢の場所でどうこうしようとは思わねーだろうし、祭りの方に行ってドラケンの方探そうぜ』

「わ、わかった‼」

エマ、もしくはドラケンが視界に入る度に三ツ谷を誘導し距離をとること数十分。

「全然見つかんねぇ…やっぱ人混みで人探しキツイな。ドラケンなら目立つし早く見つかると思ったけど」

『だな…さすがにちょっと時間かかったしこっからは二手に分かれるか』

「おう‼」

三ツ谷と別れ、駐車場まで先回りをする。雲行きが怪しくなってきた。そろそろだな。

駐車場付近へ着くと時間配分を間違えたのかすでにドラケンとペーが対面していた。
うっすら見えるドラケンの背後の人影。

「ドラケン‼」

「⁉」

『とっ‼…セーフ…大丈夫か？』

「「A‼」」

ダッシュで間に入り込みバットを掴む。すげぇ腕いてぇ…多分折れたかヒビだなこれ。

「くっそ‼」

「A‼何で邪魔すんだ‼」

『うるせー。お前、こんな事してパーに顔向けできんのか？』

「っ‼うるせー‼」

ドラケン無事だし原作よりは深刻には何ねぇだろ。