世界ＶＳ俺【東京卍リベンジャーズ】 (ページ24)

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武道の手当てを終えてファミレスへ行くと案の定2人は既にいた。

「おっそいよA」

「おー来たかお疲れー」

『丸投げしておいてよく言う…つかマイキーさっきたい焼き1人で全部食ってたよな⁇その上チョコパフェ食ってんの？それで夜食わなかったらエマ怒るぞ』

「大丈夫大丈夫！」

前もそんなこと言ってエマに怒られた奴はどこのマイキーだったかな。今回は助けてやらねぇ。

「そんなことより！タケミっちどーだった⁉おもしれーだろ‼」

『いや、手当てしただけだからそんなおもしれーかどうかも分かんねーよ』

「は？おもしれーだろ？」

「何で圧かけてんだよ」

『おもしれーかどうかは置いておいて…真一郎くんに似てんなってちょっと思ったかな』

「だろ‼」

俺の言葉に嬉しそうに笑うマイキー。
真一郎くんもだけどマイキーも大概ブラコンなんだよな…。

『明日。タケミっちのとこ行くんだろ？』

「もち」

「行くのかよ」

『俺も行く』

「お、珍しいなやっぱタケミっち気に入った？」

『それもあるけど…』

ちょっとマイキーがブン殴られるとこ見たいだけなんだよな。

「それもあるけど？他なんかあんのか？」

『あー…そういやタケミっちに自己紹介してなかったなって』

まぁ山岸いるから多分今頃俺について勝手に紹介してくれてると思うけど。
＊
「そーいやさっきの人絶対に姫柊Aだろ‼いいなぁタケミチ‼俺も手当てされてー‼」

「ひ、姫柊A…？」

「さっきお前の手当てしてくれた人だよ‼通称東卍の姫君‼本人にこれ言ったら死ぬってジンクスがある」

「死ぬ…」

「噂じゃ“本当は女だ”ってのが広まってて本人はそこまでムキに否定はしねーけど本人の目の前で言ったら再起不能にされるくらいは“女顔”の事気にしてるらしいぜ。因みに暴走族では珍しい救護班の隊長様だ！救護班だからって弱い訳じゃなくめっちゃ強い」

「へ、へー…」

マイキーとめちゃくちゃ仲良さそうだったし…あの人も未来ではあの東卍にいるんだよな…
あんなに優しい目をした人が⁇未来では極悪組織⁇嘘だろ⁇

「姫柊A…」

あの人なら…説得すればマイキーを止めてくれるんじゃないか⁇
いや、でも人の手当てするときに痛がるのを見てほくそ笑む奴だし…優しい目だった気がしたのは気のせいかな…。