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side K.Akito
望「あはは…あははははは！」
望は狂ったように笑う。
何故か心底楽しそうで、恐怖感を覚えた。
何分経ったか分からないが、ひとしきり笑った望は急に真顔になり、部屋を飛び出していった。
横「なんやねん、あいつ…。」
望をあんな風にしたのは、言い方は悪いが横山くんのせい。
横山くんは責めすぎた。
中「…横山くん。」
今までずっと黙っていた淳太くんが口を開いた。
ヘッドフォンを外し、横山くんを見つめている。
中「後で、のんちゃんに謝って。」
桐「…え？」
予想外の言葉やった。
まさか“謝れ”なんて言うと思わんかったから。
横山くんは暫く何も言わなかったが、淳太くんの視線に観念したのか
横「…分かった。」
と、一言。
それだけ言って、部屋から出ていった。
望の部屋に沈黙が流れる。
何か言わな、と思案していると、淳太くんが口を開いた。
中「…努力をな、責めたら、あかんねん。」
桐「え？」
俺の声には反応せず、淳太くんは淡々と話し続ける。
中「…のんちゃんは、精一杯頑張った。
沢山、修練もした。失敗とか関係無しに、
まずはそれを…認めてあげな、あかんねん。」
その言葉には、淳太くんの心の叫びが隠れているような気がして。
中「そうしないと…壊れてまうから。」
淳太くんはそれだけ言って、ヘッドフォンを付け直し、部屋から出ていった。
淳太くんは、何を隠しとるんや。
相棒の俺にも、言えへんこと？
“あの家”に居った時のこと、淳太くんは何も教えてくれへん。
桐「…もっと、俺らを頼ってや。」
俺の声は、静かな部屋に吸い込まれていった。
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百瀬 花楓(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言っていただけるなんて…嬉しい限りです！今後とも、よろしくお願い致します(*^^*) (2020年6月28日 8時) (
レス) id: 2a826d73c9 (このIDを非表示/違反報告)
のん - このお話ほんとに大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2020年6月28日 0時) (レス) id: 4b0daf74e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百瀬 花楓 | 作成日時：2020年5月11日 18時
