第39話 ページ46
取り敢えず部屋に戻ったわたしは、先程のガウェイン卿への態度を猛省していた。
戦闘中に失態を犯したのはわたしであり、
ガウェイン卿も私を気遣って声をかけてくれたのだ。
それなのに逃げるようにあの場を去ってしまった。
ベットの上にうずくまって考えれば考えるほど、
そのまま沈んで二度と浮かび上がりたくないくらいの恥ずかしさが湧いてくる。
思えば、生前は女性に対する気遣いなんてされる側ではなくする側だったし、
どちらかというと守られる側では無く弟子と工房を守る為に
連合のジj…古株共に積極的に噛みt…抗っていく様な生き方をしてきたから、
矢張りあんなのは申し訳ないし慣れないしで…
しかも、声をかけてくれたときの、少し困ったような顔をさせてしまったことも
また申し訳ないし、
やっぱりあんな心配してもらえるなんてことなかったから
新鮮で少しこそばゆいし、
そもそもなぜガウェイン卿はあんなに私を気にかけてくれるのだろう。
新人だから?女性だから?
それとも何か他に…?
………色々考えていたら頭が痛くなりそうだったので、
一度眠って思考を整理することにした。
本来サーヴァントに睡眠は必要ないが、
生前も生前も行き詰まったら睡眠をとって頭をスッキリさせていたので、
今回もその方法を取ろうと思ったのだ。
…きっとご飯の時間になったらリツカが起こしに来てくれるだろう。
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アルっさん(プロフ) - フェニックスさん» 初コメありがとうございまぁぁす!うちのエミヤはママみが強いんですよ! (2018年11月19日 10時) (レス) id: e19e7f95da (このIDを非表示/違反報告)
フェニックス(プロフ) - エミヤ、オカン!!! (2018年11月17日 21時) (レス) id: 8e3aac7538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルっさん | 作成日時:2018年9月21日 14時