第13話 ページ15
最後のテーブルは
ほかとあまり違わないはずなのに雰囲気が違う気がした。
立香「ここで最後だね。この人達は円卓の騎士だよ。
アルさんの故郷の近くの人達だから知ってるかな?」
違和感の正体が分かった。
そう。オレは
アーサー王伝説の大ファンなのだ。
小さい頃に初めて手を出した本がこの伝説で、
文字通り穴が空くほどひたすら読み込んだ記憶がある。
心配そうにリツカが名を呼んでくれたのが聞こえた。
しかし、返答をする余裕は無い。
それくらいに、あまりにも感動していたからだ。
A「本当に……会えたのか…。」
剣トリア「…大丈夫か?顔色が優れないようだが。」
A「……え?あ、あの、オレは貴方達の物語を、
生前周りに引かれるくらい読み込んでいたんです。
本当に好きな物語だったから。だから、その、会えたことが、とても嬉しくて。
非礼をお許しください。…貴女がアーサー王ですか?」
剣トリア「はい、私がブリテンの王、アルトリア・ペンドラゴンです。
先程のガラス工芸、しっかりと見させていただきました。
お見事でしたね。あの英雄王を満足させるとは。」
今オレはとてつもなく顔が赤く染まっていると思う。
それこそ熱したガラスに引けを取らないくらいに。
蚊の鳴くような声で感謝を告げると、そこまで緊張しなくていいと言ってもらえた。
改めて自己紹介をして、他の円卓の方々にも紹介をしていただいた。
アーサー王が沢山いたのは本当にびっくりした。
そして今、何故か騎士の1人から凄い視線を感じている。
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アルっさん(プロフ) - フェニックスさん» 初コメありがとうございまぁぁす!うちのエミヤはママみが強いんですよ! (2018年11月19日 10時) (レス) id: e19e7f95da (このIDを非表示/違反報告)
フェニックス(プロフ) - エミヤ、オカン!!! (2018年11月17日 21時) (レス) id: 8e3aac7538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルっさん | 作成日時:2018年9月21日 14時