陽光と硝子【FGO】【ガウェイン】 (ページ41)

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第34話ページ41

何処へ行こうか、と思考を巡らせはしたものの、
何かを忘れているような気がしただけで行く宛はなかった。

なので、中央管制室までのんびり時間をかけて歩くことにした。
早くついてしまったとしても、そこでのんびり待てばいいのだから。

歩きながらも一応何を忘れているのかを考える。
何か途轍もなくどうでもいい事だった気もしなくもないのだけれど…

集中していたら誰かにぶつかってしまった。

⁇「あ？あぁ、昨日来た嬢ちゃんじゃねえか。ぼーっと歩いてちゃ危ねえぞ？」

気がつくと目の前には綺麗な水色の髪の男性がいた。

A「貴方は確か、…キャスターのクー・フーリンでしたか。」

考え事をして前を見ていなかったことを謝ると、
軽く笑って流してくれた。
そしてそのまま一緒に管制室まで行くことになった。

キャスニキ「んで？何を考えてたんだ？」

A「いや、何かを忘れているような気がして…
どうでもいいことの気もするんだけど……うーん。」

キャスニキ「どうでもいいことの気がすんならそうなんだよ。
余り悩まずに忘れちまえ。
ところで、さっきの模擬戦観てたぜ？なかなかにつえぇじゃねえか。」

A「余りそのことは言わないでほしいな…。」

キャスニキ「あ？なんでだよ。」

槍持ってたらオレも戦いたかったなぁ…なんてボヤくクー・フーリン

A「戦闘経験がからっきしってわけでもないけど、
やっぱり戦い慣れてる人に、しかもあんなにたくさんの人に見られてたとなると
恥ずかしくて…。」

キャスニキ「この先あんなかの奴らとも共闘することになるんだ。
いちいち気にしてちゃストレスでなんかなっちまうぞ？」

A「なんかってなによ。」

キャスニキ「なんかだよ。」

笑いながらのんびりした会話をしていると、
いつのまにかそこは管制室だった。

適当に椅子が並べてあったので、他のメンバーを座って待つことにした。

……結局何を忘れていたんだろう。
…まぁ、いっか。