９５話 ページ46
gr「取り敢えず、こちらとしてはまだ動けない状況だ。それにこのような手紙が来ては…」
ut「戦争も暗殺もできひんなぁ〜って話な」
ps「Aちゃんには何か言ったん？」
gr「暗殺に関してはまだ決まったことではなかったからな。言ってない」
ps「今回のことは？」
gr「もし会うことになったら…覚悟は出来てるそうだ」
反応は様々
悲しそうな顔をする者
怒りを含んだ顔をする者
困惑する者…
tn「大先生が街を歩いてる時に突然渡せれたんよな？」
ut「そうやで」
tn「なら…この国にルヴェーネの奴がいるってことよな…ならAを城下に行かせるんはまだ先になりそうやな…」
rbr「そこは俺たちの誰かが着いてればええんとちゃう？」
em「危ないんとちゃいますか？」
zm「…また閉じ込めとくん？」
彼女を自由にしてあげようと言ったのは俺たち
それなのに、また閉じ込めるのは
あまり宜しくはない
gr「大丈夫だ。実際、気を抜いていたであろう大先生に何も無かったのだ。Aを一人にしないよう、こちらが警戒していれば大丈夫…だろう」
tn「今の間は何やねん…」
gr「いや、不安やなって」
kn「グルッペン…丸なったなぁ…」
コネシマの言葉に全員が頷く
gr「今関係ないやろ…兎に角、これからAを城下に連れていく時は警戒するように。勿論、お前らが一人でいる時もな」
「了解」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『……そんな事があったのね』
目の前に並べられた様々なケーキ
その中の一つ、モンブランを口にしながら
Aはポツリと呟いた
『…ありがとう。色々と考えてくれて』
少し潤んだ瞳でこちらを見つめる
話す前より、幾らか明るい顔になっていた
gr「Aには…自由を約束したからな」
『うん…本当に…嬉しい』
一つ学んだことがある
俺はこの国を発展させ
できる限りを尽くしている
国民も、兵士達も、幹部も
幸せにしているつもりだ
知りたいこと、やりたいことを
順調に現実にしてきた
だが……これだけは
恋愛は上手くいかないらしい
分からないことが多すぎる
A自体がとても悩ましい
目の前の彼女は輝かしい笑顔だが
目には涙を浮かべている
その表情が愛おしく、心苦しい
二つ目のケーキに手を伸ばす彼女
俺はザッハトルテを一口食べた
中身のジャムは甘く、少し酸味がある
だが、何時もよりその酸味が強く感じた
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斬(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます…！今はこちらは温め中ですけども、更新再開はさせますので暫しお待ちを〜(*^^*) (2020年1月12日 17時) (
レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - コメント失礼します〜このシリーズも、他のシリーズも全て面白いです♪これからも頑張ってください(*＞∇＜)ﾉ (2020年1月12日 15時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - ゆうりさん» 私もここまで続くと思ってませんでした…コメありがとうございます(*^^*) (2019年8月10日 21時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり - こんなにたくさん書く気力が無い (2019年8月10日 20時) (レス) id: 82279f1e63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斬 x他1人 | 作成日時：2019年5月17日 21時
