９４話 ページ45
『その…ここはとても楽しくて……申し訳ないけれど…少し我儘も聞いて貰っているわ。とても有難いの…でも私はどう足掻いても【ルヴェーネ王国の皇女】で…なんと言えばいいかわからないけど…悲しいの』
潤んだ瞳で手元の紅茶を見つめる
カランという氷の音が
不穏な音に聞こえた
gr「そうだな……言いたい事は分かった。つまり【ルヴェーネ王国連れ戻される】あるいは【自分から戻る】ことを考えているな？」
そう問えば、コクリと頷いた
そこで俺は元々話そうとしていた事
幹部内で行った会議の事を話すことにした
Aが来てから
三回目の会議の話だ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
一番最初の会議で
ペ神から「彼女の両親の暗殺」が出て
二回目の会議では全くまとまらなかった
そして今回が三回目
Aの父、カイザからの手紙が来た日
手紙の内容を全員に共有させた
tn「なぁんで見せる前に僕に通さないんかね…大先生？何かあったらどないすんねん…」
ut「お、大目に見てやって下さいよ〜…僕だって正直焦ってたんやでぇ…？」
tn「分かるけどなぁ…」
ht「いいから、取り敢えず手紙の内容のことを話そうか？」
em「そうですよ。折角、相手からの動きがあったんです。何より、攫ったのはこっちなんですから…下手したら……何かありますよ？」
その一言で、場は静まる
そう。手紙の内容の事で話すのだ
内容的にはおかしな点は沢山あるのだ
「自分の娘が大切すぎて閉じ込めていた為
攫ったことに感謝する」
どう考えてもおかしいだろ
俺なら
「我が娘を閉じ込めることはもうしない
娘を返してくれ」と言った所だろうか
大切な娘を、敵国かもしれん所に
置いとくのか？
せめて「返して」というニュアンスのことを
言うと思うのだが…
その他、「週一に会わせろ」って…
危機感が無い王なのだろうか
娘が居るから、なんて関係ないと思うぞ
もう少しましな手紙は書けなかったのか
kn「簡潔に言えば、あれやろ？【娘を溺愛しすぎて嫌われた気ぃするからちょっと距離置く為に宜しく頼むけど、やっぱたまには会わせろよ】的なことやろ？」
os「いや、もうちょい考えようや…ちょっとちゃう気がするんやけど」
rbr「第一コミュニティが無いとやっぱ家族の話は難しいんやろか…」
zm「言ってやんなや」
sya「そう言って笑ってるやん」
zm「お前もやろ」
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斬(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます…！今はこちらは温め中ですけども、更新再開はさせますので暫しお待ちを〜(*^^*) (2020年1月12日 17時) (
レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - コメント失礼します〜このシリーズも、他のシリーズも全て面白いです♪これからも頑張ってください(*＞∇＜)ﾉ (2020年1月12日 15時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - ゆうりさん» 私もここまで続くと思ってませんでした…コメありがとうございます(*^^*) (2019年8月10日 21時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり - こんなにたくさん書く気力が無い (2019年8月10日 20時) (レス) id: 82279f1e63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斬 x他1人 | 作成日時：2019年5月17日 21時
