【wrwrd】籠の中の少女【gr】 (ページ37)

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３６話ページ37

A side

tn「さぁて…次どこ行きます〜？」

zm「あ、俺ロボロに用あるんやった」

tn「んん…ロボロか…でもそこはちょっとなぁ…」

そう言うトントンさんは
チラッと私を見た

zm「なら俺が連れてくるわ！」

そう言うとゾムさんは
先に行ってしまった

私達はロボロさん？を待つために
食堂へ戻ってきた

gr「すまんな…あそこはちょっと関係者以外は立ち入り禁止なんや…」

『いえ、大丈夫ですよ…そのロボロさんはどんな方何ですか？』

そう聞くと
２人はニコニコしながら話した

tn「一言で言えばホビットやな！」

gr「ちっさ過ぎて時々見失うやつだ！」

『ホ、ホビット？』

と楽しそうに語る２人
昔は居たらしいけど今もいるの…？
と私がポカンという顔をしているのを見て
２人が笑う

gr「アッハッハ！冗談や！まぁ確かにちっさいが、敏腕ハッカーでな！この城では重要な役割を果たしている」

グルッペンさんは嬉しそうに話した
するとそこへ

zm「連れてきたで〜」

そう言いながら入ってきたゾムさんと
ゾムさんの後ろに隠れて見えないが
もう１人立っていた

その方は私の方に近づく
頭に「天」と書かれた紙を付けている
オレンジのTシャツを着た方だった
チラッと覗いた瞳は
オレンジスファレライトの様な
綺麗なオレンジだった

rbr「初めまして〜ロボロですぅ〜」

『……ロボロさん。A･オートスニーです。』

rbr「…今ちっさいって思ったやろ」

『…いえ、周りの皆さんの背が高いのでロボロさんは小さくないと思いますよ？』

とニコッとしたら
彼はパァッと花が咲いたいような
嬉しそうな雰囲気を醸し出した
心做しか少し照れている

rbr「Aさん優しいなぁ…」

zm「…ロボロ、それはフォローって言うんやで？あと、Aより小さいんやない？」

rbr「よく見ろや！Aさんよりは高いやろ！！」

という彼は私の隣に並んで
背筋を伸ばす
ギリギリ私より高い程度だった
ごめんなさい…可愛いです…

rbr「はぁ〜全く…来てみればやる事はこればっか…」

と少し落胆するロボロさん

『ロボロさんは敏腕ハッカー何ですよね？その…もしかして私の事もご存知でしたか？』

rbr「あぁ！その事なんやけど、ちょっと調べさせて貰ったんよ。グルッペン達にも話すな？」

『はい…』