２０話(rbr side) ページ21
rbr side
トントン、オスマン、ゾムは
珍しく反省しているのか
目の前で少し頭を垂れていた
全く…本気で心配したんに
やってきたことは誘拐かよ！！
これ国民にバレたらやばいことやぞ…
内心は結構焦っていた
するとそこにグルッペンが入ってくる
gr「緊急会議だ…ってどうした？３人」
グルッペンが
トントン、オスマン、ゾムの様子を見て
聞いてきた
em「ついさっきまで、怒られていたんですよ！グルッペンさん！」
rbr「そうやぞグルッペン！元より総統の立場のあんたがなぁ…」
と俺とエミさんのお叱りタイムが始まった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
gr「すまんかったって…許してクレメンス…」
この人、反省する気あるんか
また口を開こうとした時
tn「もう会議始めよや！ロボロ、エミさん、グルッペン見てみ？小さくなっとるで？許してやってや…」
と珍しくトントンがグルッペンの弁解をした
まぁ…取り敢えずこの辺にしといたるわ！
全員が自席に着くと真剣になる
そして勿論、会議内容は
gr「あの姫についてだ」
グルッペンは姫さんの話をし始めた
ここに彼女を連れてきた理由
彼女のこれまでの生き様
彼女が考えていること、だった
特に彼女の生き様を聞いた後
彼女の考えに全員が驚いた
em「それって…彼女は国民や使いの者達を助けたいが為に見放すって事ですよね」
kn「それは可笑しいやろ！本当は頭空っぽなんやないか…？結局まだ１８やろ」
os「でもなぁ？あのままほっといても、あの国は酷くなって生き地獄が更に悪化するだけめう…」
syp「そうですね…とはいえ王が簡単に聞くとは思わんですし」
sya「そうなると…やっぱ戦争やんな…」
ut「ほな…なんか無いんか？他に手は…」
rbr「…大先生、ちゃんと考えとる？タバコ吸ってるけど」
ht「こればっかりは他の手って見つからなくない？」
tn「…なぁ？グルさん的にはどうなん？なんか考えがあるんか？」
gr「あるにはある…だが、これをしたらAが…」
zm「それ…どういう事なん？その提案、話したらどうや？」
sn「…もしかしてだけど、王と女王の暗殺とかだったりして」
大広間は一瞬で凍りついたように静かになった
gr「…そうだ」
そう告げるグルッペンの声は
いつもより低い重低音で
鼓膜の奥に響いた
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作者名：斬 | 作成日時：2019年4月26日 19時
