Sing a song. 【歌い手短編集】

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天月)はい、壁ドン









至近距離で悪戯っぽく笑われて、急速に顔に熱が集まった。









A)ち、違っ天月がやるんじゃなくって！









漫画やドラマでよく見る壁ドンは想像以上に近くって、とにかく心臓に悪い。









言いたいことは多々あるけど、とりあえず退いて貰わないと私の心臓がもたない…！









天月)ふふ、A顔真っ赤だよ？









私とは反対に、明らかにこの状況を楽しんでいる天月。









待って、天月さんってこんなにSでしたっけ？









このままじゃダメだ、また天月にドキドキさせられて終わっちゃう。それだけは絶対に避けたい。









A)…あまつきっ









完全に油断してる天月に、私は奇襲を仕掛けた。









ちゅ、









唇に柔らかい感触がして、天月が「んっ、」と声を出す。









ゆっくりゆっくり天月から離れると、私は固く閉じていた目を開けた。









A)…えへ、ドキドキした？









勝ち誇った顔で天月に問えば、天月はほんのり頬を赤くさせた。









天月)……っAのばか…









…勝った。これは私の勝ちだ。









内心思いっきり喜びながらも、私は余裕ぶった顔を保つ。









…油断、してた。









どんっ、









また、私の隣で音がして。









今度は天月が、私の上に覆い被さっていた。









いわゆる、…床ドン、だ。









天月)残念、おれの勝ち









A)っぁ……！









その後、私が大人の罰ゲームを受けたのは言うまでもない。







fin.






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天月)キスなんて可愛いことするAが悪いんだよ？







リクエストありがとうございました！
私事ですがようやく英検が終わりました…これからはまた更新していきます(*´T｀)

実は、 *センラ* (リク)→←.

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