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「…リノ、」
カフェにつき、外のベンチに座って待っていると
リノが1人で歩いているのが見えた。
すぐに立ち上がり、歩いていたリノの腕を掴む。
『……A、？』
「なんで電話でてくれないの？」
『もう別れただろ』
「……そんな、急に好きな人できたなんて嘘だよね、？」
『嘘じゃない』
そう眉間にシワを寄せるリノは、
腕を掴んでいた私の手を取り離す。
「っ、別れるなんて嫌だ」
『ううん俺らはもう終わった』
「…………」
『……その指輪も外せよ』
何も言えない私に、残酷な言葉を捨て歩いて行くリノに、視界がぼやけるのが分かった。
『…あの…大丈夫、ですか？』
「っぁ…はい」
心配そうな顔をして私をみる男性は、コーヒーを2つ持っていて1つは少し減っているのが見えた。
話終わるの待っててくれたのかな、
『どうぞ』
「、ありがとうございます…」
どうぞとコーヒーを渡され受け取ると、
“じゃあ、これで”と来た道を戻る。
『あの』
「……？」
『俺、ヒョンジンっていいます』
「…え？」
『え？あ、その…ほら、またどこかで会うかもしれないし』
いきなり名前を名乗る“ヒョンジン”という男性は、
不思議そうな顔をしている私に、少し戸惑った様子で苦笑いをしながら答える。
「…私は、Aです。コーヒーありがとうございました」
コーヒー奢ってもらっているのに、
名前も名乗らないのは失礼だよね。
名前を名乗り、ペコっと頭を下げると来た道を戻る。
貰ったコーヒーを飲みながら、考えるのはリノのことで。
リノはもうお揃いの指輪をつけていなかったし、
私が腕を掴むと嫌そうな顔をして私を睨んでいた。
本当に好きな人が出来たのかな…
コーヒーを持つ右手についている指輪をみて、
大きなため息をついた。
忘れなきゃ、
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belle(プロフ) - ヒョンジン〜もう素敵な世界観すぎて感動しました！泣Kii123さんの作品どれも大好きです！ (12月20日 23時) (
レス) @page50 id: fb48995cf6 (このIDを非表示/違反報告)
Saa(プロフ) - ヒョンジンが報われてよかったです！ (11月26日 8時) (レス) @page50 id: 77cba17a92 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆしき(プロフ) - 今作も最高ですし泣きました。毎回とても素晴らしい作品を執筆して頂きありがとうございます。感謝しかないんですけれども.....次回作も楽しみにしております。お体には気をつけてください.... (11月23日 21時) (レス) @page50 id: 80317f73c9 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 面白すぎました！展開も最高です！次回作もとてもたのしみです！！ (11月23日 20時) (レス) @page50 id: 6dabbf1a66 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 最高に面白いです！！ (11月22日 1時) (レス) id: 6dabbf1a66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kii123 | 作成日時：2023年11月10日 23時
