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ヒョンジン side
『A〜お疲れ様』
「ヒョンジン、？どうしたの？」
『この前デート断られたから、アポ無しで待ってた』
門で待っていると大学から出てくるAをみつけ、Aに微笑んでは“行こう”と歩き出す。
「今日、パスタ行く？食べたい気分だなぁ」
『うん、パスタ食べに行こう。まだ早いからその前にカフェ行って…』
『A』
Aが隣に来るのを確認して歩き出すと、後ろからAの名前を呼ぶ声が聞こえて振り向く。
「……リノ、？」
リノ『2人でどこ行くの？』
ああAの、元彼か。
頼むからもう関わらないでくれよ。
「………」
『……あなたに関係ありますか？』
Aを後ろに隠すように目の前に立つと、
その男性は俺を見て鼻で笑う。
リノ『俺も、Aのこと誘おうとしたんだけど』
『、え？』
リノ『約束してたわけじゃないなら、Aが選んで』
「………え？」
『……？』
どういうことだ……？
彼女いたんじゃなかったのか？
別れた……？
リノ『選ばれなかった方は、Aと会うのはこれで終わりな』
と俺にだけに聞こえるように呟くと、
Aを隠すように立っていた俺を手で押し、Aを見つめていた。
リノ『Aが、デートしたい方を選んで』
「……」
ふとAを見ると、
下を向いて何か考えている様子だった。
ああ、そっか、和解してたのかな。
俺の知らないところで。
それが分かり慌てて、Aに声をかけようと口を開く。
『……A、』
「……ヒョンジン、ごめん」
そう小さな声が聞こえ、目の前からAは消える。
横を通り過ぎるAを目で追うと、
Aは男性と2人で歩いていく。
そっか……
ダメだったか。
もう一押しだったかな……
『………』
もう、会えないか…
キツイな…
小さくなっていく2人の後ろ姿をいなくなるまで見つめ、深いため息をついた。
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belle(プロフ) - ヒョンジン〜もう素敵な世界観すぎて感動しました！泣Kii123さんの作品どれも大好きです！ (12月20日 23時) (
レス) @page50 id: fb48995cf6 (このIDを非表示/違反報告)
Saa(プロフ) - ヒョンジンが報われてよかったです！ (11月26日 8時) (レス) @page50 id: 77cba17a92 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆしき(プロフ) - 今作も最高ですし泣きました。毎回とても素晴らしい作品を執筆して頂きありがとうございます。感謝しかないんですけれども.....次回作も楽しみにしております。お体には気をつけてください.... (11月23日 21時) (レス) @page50 id: 80317f73c9 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 面白すぎました！展開も最高です！次回作もとてもたのしみです！！ (11月23日 20時) (レス) @page50 id: 6dabbf1a66 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 最高に面白いです！！ (11月22日 1時) (レス) id: 6dabbf1a66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kii123 | 作成日時：2023年11月10日 23時
