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ヒョンジン side
飲みに飲みまくり、
“帰りたくない”と駄々こねるハンに、Aとハンの家に向かう。
ハン『飲み直しだ〜』
「ハンのお家初めて〜」
と何故か嬉しそうなAにムッとしつつ、
コンビニでお酒とお菓子を大量に買いハンの家に向かった。
ハン『どうぞ〜』
「わ〜おじゃまします」
何度が来たことのあるハンの家は、
相変わらず綺麗ではない。
Aは物珍しそうに、部屋の中を物色しては
“これなに？”とハンに指をさして聞き回っている。
そんな2人を見ながら冷蔵庫を開けてお酒を入れ、お菓子を手に取る。
ハン『A〜座ろ』
と歩き回っているAの肩に手を回すハンは、
Aと一緒にソファに座ると、お酒を手に取った。
本当に、この2人は仲良すぎて嫉妬する。
「乾杯〜」
ハン『乾杯〜！』
ビールの缶を当て飲んでいる2人は、
また、仲良く“ぷはあ〜”と声を漏らす。
「ヒョンジンも、ソファに座ろう」
床に座っていた俺に手を伸ばすAの手を握ると、
ハンとAの間に入り込む。
ハン『なんだよ、』
『もうちょっと、向こう行け』
ハン『真ん中に入るからだろっ』
「ハハ、」
Aが俺たちを見て笑っていると、
俺の手を握ったままだったAは自分の方に引き、
“これでいいでしょ”と俺らを宥める。
ハン『Aと俺が隣にいるのが嫌だったんだろ〜』
『別に』
ハン『嫉妬だ』
酔っ払っているハンは本当に、タチが悪い。
「喧嘩しない〜」
俺を止めるかのように、
ギュッと手を握るAが可愛くて、ハンとの言い合いをやめてAのほうを振り向いた。
ハン『Aに弱い奴』
後ろでなんか言ってるハンを無視して、
Aとお菓子をつまみながらお酒を飲んだ。
──────
結局潰れて寝てしまったハンを
せっせとベッドに運びリビングに戻る。
『……あれ？』
さっきまでソファにいたAの姿はなく、
トイレかな？なんて思って待っていても、戻らない。
外の風を感じ、ベランダの方をみると
ハンのアウターを肩にかけて外を眺めてるAを見つける。
『風邪引くよ』
とAの隣に立つ。
「ん、大丈夫…飲みすぎちゃったから、酔い覚まし」
『そっか』
「ヒョンジナ」
『ん？』
「まだ私の事好き？」
『好きだよ』
「……ふふ、そっか」
心配しなくても俺の気持ちは変わらないよ。
「私も好きだよ」
『…え？』
今なんて……？
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belle(プロフ) - ヒョンジン〜もう素敵な世界観すぎて感動しました！泣Kii123さんの作品どれも大好きです！ (12月20日 23時) (
レス) @page50 id: fb48995cf6 (このIDを非表示/違反報告)
Saa(プロフ) - ヒョンジンが報われてよかったです！ (11月26日 8時) (レス) @page50 id: 77cba17a92 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆしき(プロフ) - 今作も最高ですし泣きました。毎回とても素晴らしい作品を執筆して頂きありがとうございます。感謝しかないんですけれども.....次回作も楽しみにしております。お体には気をつけてください.... (11月23日 21時) (レス) @page50 id: 80317f73c9 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 面白すぎました！展開も最高です！次回作もとてもたのしみです！！ (11月23日 20時) (レス) @page50 id: 6dabbf1a66 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 最高に面白いです！！ (11月22日 1時) (レス) id: 6dabbf1a66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kii123 | 作成日時：2023年11月10日 23時
