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『A、最近ヒョンジンとどう？』
ニヤニヤしながら聞いてくるハンは、
私が食べているパンをしれっとつまみながら聞いてくる。
「どうって、普通だよ」
『普通ってなんだよ〜』
「もう、パン食べないで」
『久しぶりに3人で飯でも行くか？』
食べないでと言っても無視するハンは、
パンを食べながら、飯でも行こうと笑う。
「誘ってみるね」
『Aが誘えば絶対来るから』
“今日ハンが3人でご飯行こうって言ってるけど、どう？”
そうヒョンジンにメッセージを送ると、
すぐに既読になり、“Aと2人がいいけど、OK”と返事が返ってくる。
「ヒョンジン、行けるって」
『うん知ってた』
「お店はいつものとこでいいよね？」
『うん予約しとく』
ご飯を食べ終わると、コーヒーを買いにハンと歩く。
“そういえば”と口を開くハンの方をみると、
言葉を発するのを急にやめて、私の方をみる。
「ん？なに？」
『指輪また着けるかな、なんて思ったけど付けなかったね』
「ああ、まあね」
本当は、捨てるのが1番なんだろうけど。
──────
『迎えきた』
大学を出ようとすると、門で微笑むヒョンジンに会う。
「ありがとう〜ハンはまだ授業があるみたいだよ」
『うん。カフェでも行こ』
と歩き出すヒョンジンに“うん”と返し、隣を一緒に歩く。
隣を歩くヒョンジンを、
気づかれないようにじっと見つめる。
はぁ、こんなに男前で優しくてモテるだろうに…
私なんかのことを好きなばかりに、
『ん？なに？』
「え？いや…」
私の方を振り向くヒョンジンに、
すぐ目をそらすと前を向いて歩き出す。
『俺の魅力に気づいてくれた？』
「…うん、気づいてるよ」
『お、もう一押しかな』
“頑張ろ〜”
と隣で笑うヒョンジンは私がいつまでもハッキリしないことに、怒りはしないしゆっくり待ってくれる。
ここまで、支えてくれたのは
間違いなくヒョンジンだし、ちゃんと向き合わないとな。
でも、リノが言う1年という期間が、
それがどうしても気になって前に進めずにいた。
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belle(プロフ) - ヒョンジン〜もう素敵な世界観すぎて感動しました！泣Kii123さんの作品どれも大好きです！ (12月20日 23時) (
レス) @page50 id: fb48995cf6 (このIDを非表示/違反報告)
Saa(プロフ) - ヒョンジンが報われてよかったです！ (11月26日 8時) (レス) @page50 id: 77cba17a92 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆしき(プロフ) - 今作も最高ですし泣きました。毎回とても素晴らしい作品を執筆して頂きありがとうございます。感謝しかないんですけれども.....次回作も楽しみにしております。お体には気をつけてください.... (11月23日 21時) (レス) @page50 id: 80317f73c9 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 面白すぎました！展開も最高です！次回作もとてもたのしみです！！ (11月23日 20時) (レス) @page50 id: 6dabbf1a66 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 最高に面白いです！！ (11月22日 1時) (レス) id: 6dabbf1a66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kii123 | 作成日時：2023年11月10日 23時
