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“おはよう〜”
そうヒョンジンからのメッセージをみて、
私も“おはよう”と返事をする。
ヒョンジンは連絡をマメにするタイプなのか、
毎日のように“おはよう”とメッセージをくれる。
時間が合えばヒョンジンは大学の前で待ってくれて、
一緒に帰ろうと誘ってくれるし、その時はいつもコーヒーを手に持って、私に渡してくれる。
本当に、優しい。
私なんかのために…
〜♪
ベットに横になって、色々考えていると
ヒョンジンからの着信で体を起こす。
「もしもし？おはよう」
『おはよ。今日映画見にいこう』
「え？ハハ、いいよ」
いつもヒョンジンは、私に予定があるか聞いてこない。
それがなんだか可笑しくて笑ってしまう。
『よし。じゃあ準備できたら連絡して』
「分かった」
『ゆっくりでいいからね〜じゃあまた後で』
簡潔に電話を終えると、電話を切った。
──────
『Aごめんお待たせ、』
珍しく待ち合わせ場所にあとから到着するヒョンジンは、
慌てた様子で謝るが、別に待ち合わせ時間に遅れたわけではない。
「全然大丈夫だよ、行こう」
『あ、ネイル変えた？』
「うん変えた〜よく気づいたね」
『好きな人のことは、ちゃんと見てないと』
「っ、」
ヒョンジンは本当にストレートに言うなぁ。
『早く俺の事見てくれてもいいんだよ〜』
「……うん、」
『ヒョンジナ？』
ヒョンジンとの間に少しの沈黙が続いたとき、
女の人の声でヒョンジンの名前を呼ぶ声が聞こえた。
これまた綺麗な女性は、
“やっぱりヒョンジンだ”と笑って私たちの方に近づく。
『……Aちょっと先に行ってて』
「え？あ、うん」
『久しぶり。元気だった？……彼女？』
少し気になりつつも、
先を少し歩こうとすると女性との会話が少し聞こえる。
『…違うよ』
『良かった。会いたかったんだ』
そう耳に届く女性の声に、胸がモヤッとして一瞬足が止まる。
『今度一緒にご飯行かない？』
少し遠くで女性がヒョンジンを誘っているのが聞こえたが、
先を歩き進め公園のベンチに座った。
誰だろう。
付き合ってた人かな？
そりゃこんなに優しくてカッコイイんだから、
彼女なんてたくさんいただろうなぁ。
呑気にそんなことを考えながらヒョンジンを待った。
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belle(プロフ) - ヒョンジン〜もう素敵な世界観すぎて感動しました！泣Kii123さんの作品どれも大好きです！ (12月20日 23時) (
レス) @page50 id: fb48995cf6 (このIDを非表示/違反報告)
Saa(プロフ) - ヒョンジンが報われてよかったです！ (11月26日 8時) (レス) @page50 id: 77cba17a92 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆしき(プロフ) - 今作も最高ですし泣きました。毎回とても素晴らしい作品を執筆して頂きありがとうございます。感謝しかないんですけれども.....次回作も楽しみにしております。お体には気をつけてください.... (11月23日 21時) (レス) @page50 id: 80317f73c9 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 面白すぎました！展開も最高です！次回作もとてもたのしみです！！ (11月23日 20時) (レス) @page50 id: 6dabbf1a66 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 最高に面白いです！！ (11月22日 1時) (レス) id: 6dabbf1a66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kii123 | 作成日時：2023年11月10日 23時
